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綺麗にしてもらえますか。(熱海市周辺部)【舞台探訪・聖地巡礼】

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綺麗にしてもらえますか。(熱海市中心部)【舞台探訪・聖地巡礼】
綺麗にしてもらえますか。(熱海市周辺部)【舞台探訪・聖地巡礼】

「ヤングガンガン」にて連載中のはっとりみつる先生の漫画『綺麗にしてもらえますか。』の舞台を訪ねて来ました。本作は熱海市役所が取材協力しているだけあって、実在の風景が精緻に描かれており、作中で改変されているのは今のところ「キンメクリーニング」と「いしもち」位のものかと思います。温泉地という設定が存分に活かされた話の内容で、ストーリーと舞台設定が不可分な作品となっているので、現地に足を運んでみたいという気持ちにさせられる作品となっています。
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今回の訪問が2回目です。前回は市街地の舞台を廻ったので(熱海市中心エリアの記事は上記)、今回は周辺エリアのモデル地を訪れました。「伊豆山」「網代・多賀」「初島」の3エリアです。数カット出てくるだけの伊豆山・網代・多賀と違い、周辺部では現状、静岡県唯一の有人離島たる「初島」がストーリ上も重要な舞台であり、聖地と云ったところでしょうか。それでは、現地との比較カットです。

■伊豆山
【伊豆山神社】
4巻裏表紙
4巻裏表紙。別表神社にも列せられる歴史のある大きな神社です。

24話5
24話。神社の入口。

24話5b
24話。長い階段を登っていると、その途中にある鳥居にこの神社名の板がついていました。

24話6
24話。伊豆山神社は山の斜面にある神社です。急峻な階段が参道から続いています。

24話7
24話。走ると危ないですよ…

24話8
24話。こちらは神社の境内より下の部分です。神社の入口に至るまでも、長い参道の階段が続いており、もう少しで境内…というところにこの風景があります。

■多賀
【伊豆多賀駅】
8話1い
8話。本間さん宅から帰る際にホームと駅舎が登場しました。

■網代
【網代駅】
13話2
13話。クリーニングの集配って2つも離れた駅まで行って採算取れるんですかね…

13話3
13話。駅舎。

【旧網代中学校】
13話4
13話。2006年3月に閉校になっていますが、テレビ番組等のロケで頻繁に活用されています。“ロケまわりの許諾に寛容でおなじみ 熱海”とかネタにする「水曜日のダウンタウン」とか。本作でも取材協力にクレジットされています。校庭のカットも登場するので確認したかったのですが、敷地内には入れないようになっていました。

■初島

【定期船】
18話0
18話。作中でもカモメらしきものが飛んでいましたが、冬の時期はユリカモメが定期船の周りに群がるのが名物になっています。あれ?作中の時期は夏。これはユリカモメではないということになりますが、耳の後ろに黒い部分もあるのでユリカモメでしょうね。取材時は夏ではなかったのだと推察されます。

18話1
18話。ああっ…最上部甲板の様子、一致しません。初島航路には「イル ド バカンス 三世号」と「イル ド バカンス プレミア」が就航しているのですが、作中で乗船しているのは「イル ド バカンス プレミア」の方です。冬場に交代でドックに入るのですが、訪問時は残念ながら「イル ド バカンス 三世号」しか就航していませんでした。

18話2
18話。てなわけで前方も後方も一致せず。

18話2l
18話。あれが初島です。個人的なことになりますが、10年振りの訪問です。

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19話。帰りの船の中。これも「イル ド バカンス 三世号」で撮影してみたのですが、意外と似てはいますね。

【初島港】
18話4
18話。というわけで船のカットは完全一致はしませんので、雰囲気だけ…

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18話。熱海港の堤防、Googleマップでは表示されませんので、舞台マップでは海の上に位置をプロットしてあります。

19話3
19話。堤防の外海がわは消波ブロックがたくさんで、なかなか荒々しい雰囲気です。

19話4
19話。この堤防の上、凄い数の釣り人が並んでいました。観光地としてかなりの来島のある初島ですが、太公望も多そうです。

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19話。作中では“伊東”の文字がありますが、2019年3月31日をもって、伊東と初島を結ぶ定期航路の運航は終了しています。連載時にはまだ就航していたのです。

19話6
19話。熱海港の堤防の一番先端にある航路標識です。こういうのって“灯台”って扱いでいいんですかね。

18話3
18話。熱海港の入口にあるお出迎えの看板。ヤシの実の上部は破損してなくなっていました。

18話7
18話。船を降りた後、先に堤防回りの写真を収めたあと、ここに向かいました。人がたくさんいて写真撮りづらいので。

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19話。看板の裏側はこうなっています。

【初島漁協スーパー】
18話18
18話。漁協が運営する売店です。お土産ものなんかも売っていました。内部も一致しています。初島港を出てすぐ右手にあります。

【食堂街】
18話9
18話。漁協スーパーの反対側、初島港を出てすぐ左手側が飲食店の立ち並ぶ食堂街です。手前のお店が「磯料理みやした」、その奥が「中石亭」。

18話10
18話。店内のカットを頼りに各お店の中を覘いてみたのだですが、一致するところがなく、モデルのお店が見つけられませんでした。食堂街のお店ではない可能性も勿論ありますが。そんなわけで、外観が作中に写り込んでいる「中石亭」で海鮮丼を頂きました。

【宮の前集落周辺】
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18話。島の北部にあり、大半の島民が居住している初島の集落です。奥に見えるのは初木神社の鳥居。置かれている軽自動車、車種もそのままですねw

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18話。「民宿丸喜」そのまま、何の改変もなく名称、使われてます。

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18話。上記2つのカットと同じく、初木神社の鳥居前から東西に延びる路地にあるカット。なお、この辺りはストリートビューがないので、現地で正式に確認という感じでした。

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18話。初島のエピソードでもっとも印象的なシーンがこの高台のシーンかと思います。集落の南東側の坂道を上った上にあります。

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18話。宮の浦の集落は、家屋の南側でいきなり標高が高くなる断崖です。急傾斜地崩壊危険区域に指定されていました。これがその坂です。

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18話。完全には一致しませんでしたが、まあ、ここですね。

【PICA初島】
18話11
18話。「アジアンガーデンR-Asia」内にある場所です。こちら一致する場所は何処かにあるのでしょうが、全く同じところは見つけられなかったので、とりあえず。この構造物があることで、R-Asia内の何処かであることは間違いないと云えます。

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18話。「アジアンガーデンR-Asia」初鮎がくつろいでいたハンモック、園内にいっぱいあります。なお、この「アジアンガーデンR-Asia」への入園は有料となっています。入園料は950円ですが、乗船券と入園料がセットになったお得なチケットがあり、熱海港で乗船券買う時にセットで購入するのが良いと思います。

18話12a
18話。「アジアンガーデンR-Asia」ハンモックとテーブル・椅子は園内に沢山置かれています。冬だったので、お客はあまりいませんでした。

18話12
18話。「アジアンガーデンR-Asia」入園口入って正面がこんな風景です。奥に見える建物は「Bar Sabaai」というお店。

18話プール
18話。「海のプール」夏期限定営業ですが、プールサイド近くまでは入ることができるようになっていました。かえって写真撮れるのは夏意外の時期ですね、これ。

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18話。「海のプール」脱衣所等が入っているプール前の建物です。

18話16
18話。「海のプール」上記と同じ建物。

18話16c
18話。海泉浴の施設「島の湯」。海が湯舟の前に広がる絶景の温浴施設です。当然ながら内部の写真はありませんが、中もしっかりモデルとして描かれています。利用料は900円。こちらも乗船券とセットのチケットを購入すると安くなります。初島はほかに「初島アドベンチャーSARUTOBI」のアスレチックらしきものが出てきますが、ワンカットだけですし、本作の舞台を廻る目的であるならば、『温浴セット券(往復乗船券+R-Asia入園券+島の湯 入湯券)』3,800円を購入して初島に渡るのが良いと思います。別々に購入するより540円安くなります。

【初島灯台】
18話13
18話。初島のシンボル初島灯台です。

18話14
18話。灯台に上るのは有料で、200円掛かります。

3巻裏表紙
3巻裏表紙。実際には奥に富士山が見えるアングルだと、階段部分が写り込みます。残念ながら訪問時には富士山は見えていませんでしたが…

というわけで、比較画像は以上になります。
今回は12時00分熱海港初で島に渡り、15時20分初島港初で熱海に戻ったので、滞在時間は3時間弱でしたが、上記を回り切るので精一杯という感じでした。もちろん、特定作業をしながらだったので時間を要したこともありますので、ブログやマップを参考にしながら訪問すれば、私ほどは時間は掛からないと思いますが、島をきちんと楽しみながら本作の舞台を回ろうとお思いなら、4時間以上の滞在時間を確保することをオススメします。

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水野と茶山(袋井・掛川・静岡)【舞台探訪・聖地巡礼】

月刊コミックビームで2018年11月号~ 2020年1月号まで連載された西尾雄太先生の百合漫画「茶山と水野」の舞台である静岡県袋井市を訪ねて来ました。西尾雄太先生は舞台モデルとなっている袋井市のご出身(ツイッターでも度々話題にはしているので出身地は公開しているという認識ですが…)で、本作の舞台に選んだのだと思われます。
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作中では「浅場町」となっていますが、これは現在の袋井市に合併する前の「浅羽町」がモデルと考えて差し支えないかと思います。現在の袋井市の南側が旧浅羽町のエリアで、2005年に平成の大合併で袋井市と合併し、自治体としては消滅しました。 ‟水”と”茶”しか取り柄のない町という設定になっていますが、牧之原市とか菊川市みたいなとにかくお茶!という町と比べると、お茶のイメージは実際にはそこまで濃くない気もします。温室メロンなんかも有名ですし。もちろん、お茶畑は沢山ありますが、茶畑が広がるエリアは旧浅羽町というより、岡崎とかなので、旧笠原村ですかね。

というわけで、作中でも「駿遠ゼミナール」とか「中日新聞」ぽいものが出てきたりと、静岡県西部地域が舞台であるということは匂わされているわけですが、メインの舞台ともいえる学校のモデルだけは、静岡市にありました。あと、茶山の自宅もお隣の掛川市ですね。
というわけで、比較画像です。

【秀英予備校袋井駅前校】
5話2
5話。静岡県に本社のある集英予備校の校舎。作中では「駿遠ゼミナール」となっていました。

5話3
5話。浅羽町にはこんな大きな校舎の塾はなく、合併した袋井市の中心部の方にあります。

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5話。この塾は十字路の角にあり、塾前から西側を向いた風景になります。

【ローソン袋井駅前通店】
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5話。上述の塾の向いにあるコンビニです。

5話5
5話。家庭ゴミを持ち込まないように!

【袋井B&G海洋センター】
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12話。本作でもっとも特定が簡単だったのがこのカット。B&Gって作中に書いてありますからね。

【ウエルシア袋井諸井店】
3話2
3話。県道41号線沿いにあるドラッグストアです。昔は高田薬局という静岡本社のドラッグストアが経営するウィンダーランドというお店だったんですがね。

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8話。なぜか2度も登場するこのドラッグストア…

【荻原サイクル】
8話4
8話。こちらも県道41号線沿いにあります。ローソン袋井浅羽店の前から県道の対面を見るとこんな風景です。HONDAと書いてあるのが萩原サイクルというショップ。

【村松肥料】
15話2
15話。これまた県道41号線沿いの風景です。作中の道路標識でも41号線が描かれていますね。村松肥料というお店の前あたりから北側を見るとこんな感じ。。こちらのカットですが、実在の風景を水平方向に反転させたものだったので、写真も左右に反転させてあります。てなわけで、本来は道路標識は裏向きになっており見えません。裏側の看板の内容も作中とは一致してませんでした。

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15話。シャッターが閉まっているのが村松肥料店。

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15話。写真右奥に見えている標識が上述の左右反転のカットと同じ標識です。

【農家の店しんしん袋井店】
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3話。田舎町を表現するために背景としてチョイスしたのかなという感じですね。田舎の閉塞感を演出するため、袋井市はJRの駅や海もある自治体なのですが、あえて、空間の広がりを想像させる描写を避けている様に感じられました。

【茶畑】
1話4
1話。本作で重要な意味を持つ“茶畑”。おそらく、実在の風景を参考にしているのだと思いますが、さすがに茶畑の出てくるカtットは難問過ぎて見つけ出すことはできませんでした。ですので、雰囲気だけ。

1話6
1話。“水と茶しか取り柄の無い小さな町”という設定の浅葉町こと浅羽町は、実際にかなり茶畑が沢山ある町です。浅羽町の中心部である県道41号線から東側の山間部に向かっていくと、写真のような茶畑の風景がいたるところで見られます。

2話1
2話。水野の自宅の前。何となく雰囲気が近い場所ならいくらでもあります。なんせ茶畑だらけなので。これも実在の場所が何処かにあるのだと思います。いずれにせよ、現地に赴けば、作中の雰囲気は十分に味わえます。

【清水邸庭園】
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6話。茶山の自宅。こちら、旧浅羽町でもなく現袋井市でもなく、お隣の掛川市の旧大須賀町にありました。

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9話。庭園の門の部分です。このカットも左右反転させてあったため、比較用の写真も反転させてあります。6話で出てきた時は反転はなかったので、作中内で矛盾が生じてしまっています。

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6話。こちらの庭園、かなり大きな敷地ではあるのですが、周辺の垣根の部分は一致せず、門部分だけ参考にしたと思われます。

【旧静岡南高校(ふじのくに地球環境史ミュージアム)】
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4話。学校の入口です。旧浅場町内に高校は存在しないのですが、それ以上にモデルとして使用されている旧静岡県立静岡南高等学校が、取材もしやすいし、現在は現役の高校ではないということで、作品の性質状、使い勝手が良かったのかもしれません。静岡南高校は2013年3月に閉校し、現在は「ふじのくに地球環境史ミュージアム」という県立の博物館になっているのですが、高校時代の校舎をそのままリノベーションして博物館に使用しているため、誰でもいつでも、旧校舎を間近で見ることができるのです。校門の前も坂になっていて、絵になる風景でもあるものですから、綾瀬はるか・平岡祐太が出演しているMr.Childrenの「未来」のPVでも登場したことがあったりします。

1話1
1話。ミュージアム内にあった校舎の模型と比較してみました。校庭の形から校舎の位置関係まで、本作ではそのまま参考になっていることが分かります。

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14話。上述の模型との比較。ほんとそのまんまですね。

2話4
2話。お次は校舎の外観。

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8話。駐車場から校舎側を見た図です。

2話10
2話。左手に見えるのが体育館。バスケットゴールなんかの描写もあったので、確かめたかったのですが、中には入れません。

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2話。校舎と駐車場…つまり当時は校庭だった場所を繋ぐ階段。

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7話。上述の階段と同じ階段です。学校にありがちな銅像みたいなものが作中でも描かれています。

1話7
1話。以降は校舎内のカットです。「ふじのくに地球環境史ミュージアム」の入館料、600円を払って内部に入りましょう。

1話8
1話。この学校の中の何処かだとは思うのですが、完全に一致する場所を見出せませんでした。まあ、こんな感じかな。

9話2
9話。窓の向こうの渡り廊下の状況から見ても、この場所で間違いないかとは思います。ただ、水場はありませんでした。これ、元々学校だった時代は存在したのか、あるいはもともとないけれども、アレンジして描いたかですね。確かに何かあったであろう、謎のスペースです。

2話5
2話。上述の水道がある場所の近く。

2話6
2話。正面玄関近くの階段の踊り場。この部分は無料で入れるエリアになります。

9話1
9話。玄関近くの広いスペース。左手はかつて下駄箱だった場所と思われます。

10話1
10話。これも間違いなく参考にしてますね。

5話1
5話。「図鑑カフェ」という広い教室があり、そこから校門側を見下ろした図。かつては図書室だった部屋なんでしょうか。広々していて見晴らしもよいカフェです。

6話2
6話。最後は教室内。細かい構造物がしっかりと一致しており、静岡南高校の教室を参考にして描かれていることは間違いなさそうです。このミュージアムはかつての教室がそのまま展示室になっており、部屋によっては黒板や机・椅子も残っています。

7話4
7話。学校自体は3階建てなのですが、ミュージアムとして開放されているのは2階までです。もしかしたら、当日の教室がそのまま残っているのところもあるかもしれません。一部校内カットは探し回っても一致するところが見つけられませんでしたし、普段は入れない部分が参考になっている可能性も否定はできません。

ということで、比較は以上です。橋のカットを中心に、特定しきれない場所がいくつもありましたが、県道41号線沿いと東側の茶畑のエリアに赴くと、おおむね本作の雰囲気は体感できるかと思います。田舎…と云いながら山間部とか漁村とかいうわけでもなく、手の届くところにコンビニや塾がある程度の田舎感がとてもリアルで、読みながら自身の高校時代に重ねる読者は多いのではないかと思いました。“百合”とか“ガールズラブ”なんて言葉を使うと短絡的ですが、そういった要素を除いても、閉鎖的な田舎で虐げられながらも前を向く若者の青春譚として見ても、十二分にストーリーが成立しており、そっち系は苦手…という人でも面白く読める作品であると確信します。また是非、地元を舞台に作品を描いて欲しいですね。

綺麗にしてもらえますか。(熱海市中心部)【舞台探訪・聖地巡礼】

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綺麗にしてもらえますか。(熱海市周辺部)【舞台探訪・聖地巡礼】

『ヤングガンガン』にて連載中のはっとりみつる先生の漫画「綺麗にしてもらえますか。」の舞台を訪ねて来ました。
本作は熱海が舞台という設定になっており、取材協力に熱海市役所もクレジットされいます。そのため、実在の熱海の風景が精緻に描かれており、舞台に行ってみたい!という気持ちに駆り立てられる作品です。
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例によって、延々と画像検索とストリートビューで舞台を探すこと数時間、大半の登場箇所は特定できました。漫画やアニメでは適当に名称変更されることが多いお店の名前なんかも、実際のものそのままで描かれているため、時間さえかければ探しやすいカットが多い作品でした。市役所が取材協力に入っている漫画作品というのは、そんなに多くはないと思いますが、きちんと地元が協力している作品ならではとも云えますね。熱海市は映画やドラマ等のロケハンを積極的に支援することで観光振興を図っており、『水曜日のダウンタウン』でも“ロケまわりの許諾に寛容でおなじみ 熱海”とネタにされてしまう程でしたすが、漫画作品でもこうして協力を惜しまないというのは、さすがですね。実際、それに釣られて私も熱海に行ってご飯食べて温泉入ってしまいましたし。

というわけで、現地との比較カットになります。訪問の参考用に熱海の中心部のカットに関しては「熱海駅周辺」「熱海市街(糸川以東)」「熱海市街(糸川以西)」「海岸沿い」の4つのエリアに分割してみました。その他、周辺の登場箇所として「伊豆山」「網代・多賀」「初島」がありますが、こちらはまた次回の訪問時に別の記事としてブログを更新したいと思います。一番最後に、Googleマップで作成した舞台の地図を貼り付けてあるので、参考にしてもらえればと思います。

■熱海駅周辺
【熱海駅】
1話2
1話。本作の1話、1ページ目に登場するカットです。

7話7
7話。7話、24話でも同様のカットが出てきていますが、キンメクリーニングの位置は来宮駅の方が近いので、来宮駅はホームまで出てきますが、熱海駅は駅外観と駅前しか出てきていないですね。

7話8
7話。駅前のスペースです。来宮駅から今回の舞台めぐりをスタートしたので、最後熱海駅に着く頃には真っ暗になってしまっていました…。

7話9
7話。駅の真ん前にある「家康の湯」という名前の足湯です。

7話10
7話。訪問時には湯が入っていなかったので、人がいない状態で撮影はできました。

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24話。熱海駅前のバスターミナルです。毬祥が伊豆山神社の方面に向かう際に利用するバス乗り場ですが、実際に伊豆山方面行きのバスはこの4番乗り場から出ています。

【熱海駅前温泉浴場】
17話7
17話。熱海駅にほど近い場所にある公衆浴場です。初鮎と金目さんが入った銭湯がこちらになります。私も入泉してみたのですが、内部もしっかり再現されていました。取材協力にもクレジットされている温泉です。

26話2
26話。17話で初登場の駅前温泉ですが、26話で金目さんが安治さんとばったり会う時に入っていたのもこちらの温泉。

【熱海駅前平和通り商店街】
1話3
1話。第1話から登場して、その後も幾度か登場する重要な商店街です。「萬八」というひもの屋さんの前あたりになります。

1話4
1話。1話のタイトルが入り、見開きで掲載された非常に印象的なカット。

16話3
16話。16話でも上記と同じ場所が出てきますが、微妙にアングルが違います。

16話4
16話。守太と金目さんが会った場所は商店街の中にある「熱海駅前郵便局」の辺り。階段部分は、郵便局の隣の「伊東園ホテル 熱海館」の敷地。

16話5
16話。守太側から金目さんを見ると、後ろには「泉八」という蕎麦屋さんが。

20話1
20話の扉絵。「福福の湯」というスポットで、先ほどの郵便局のすぐ近くにあります。

【東海ひもの】
1巻裏表紙
1巻裏表紙。そのほか、5話・7話・17話などで、頻繁に出てくるひもの屋さん。作中では「熱栄ひもの店」となっていますが、実際は「東海ひもの」というお店です。那色のおばあちゃんがやっているお土産屋さんという設定です。

5話4
5話。このお店も取材協力にクレジットされているお店なので、店頭の様子もそっくりです。

■熱海市街(糸川以東)

【来宮神社】
27話2
27話。集配中の金目さんが神社の横を駆け抜けていきます。

【ジョナサン熱海店】
6話2
6話。毬祥が学校帰りに歩いていた場所。

【リラ美容室跡】
1話7
1話。本作で最も重要な場所「キンメクリーニング」のある場所です。

1話9
1話。上述のジョナサンから100m位下った場所にあります。

1話10
1話。ご覧の通り、お店そのものは一致せずにアレンジされており、位置モデルといった感じ。

1話12
1話。元々「リラ美容室」という美容室の建物だったようです。

2話8
2話。特徴的な大きな樹も実際にはありません。

2話10
2話。植え込みの部分は多少面影があるような気もしますが。

11話1
11話。お店の2階から下の方を見たカット。キンメクリーニングの隣の家も一致しており、ここにキンメクリニーングがあることは間違いないと判断できます。

17話4
17話。キンメクリーニングを下から上に向かって見た図。あの場所に電柱の様な構造物は実際にはありませんでした。

21話1
21話。お店の前から海側を見た図。右の建物には「宮坂の結び葉」という無料の休憩スペースみたいなものが入っていました。

【熱海無線】
1話6
1話。キンメクリニーニングのある場所から20~30m下ったあたり。

1話18
1話。花火の時は実際にあの辺りに花火が見えたりするのかしら。

10話3
10話。キンメクリーニングの近くということもあって、この他にもこの辺りのカットは幾度か登場しています。

【上宿橋】
11話2
11話。左奥にあるのが上宿橋です。このカットは17話でも使いまわしされていますね。

【日航亭 大湯】
17話1
17話。初鮎が初登場する際にロケをやっていた温泉。こちらは館内からのカットですが、外側から見ても再現されていることが分かります。

17話2
17話。そのまんまです。

28話2
28話。28話でも登場。こちらはお店の前の看板です。

【湯前神社近く】
1話5
1話。湯前神社の近くにある源泉塔?的な構造物。

【公衆電話】
26話
26話。日本初の電話ボックスを再現したもの。熱海七湯 大湯間歇泉というスポットの横にあります。

【熱海銀座商店街】
13話1
13の扉絵。羊羹で有名な「本家ときわぎ」。商店街を北西から南東側に向かって紹介します。

16話6
16話。商店街の北西側のオブジェ。

16話7
16話。「サンアシベ」というパチンコ屋の前です。

15話3
15話。「純喫茶パインツリー」

16話8
16話。「ゲストハウス マルヤ」

16話9
16話。「CAFÉ RoCA」

16話10
16話。「コミュニティースペースひまわり」の前あたり。

16話11
16話。毬祥がついに金目さんにバッグのクリーニングをお願いする重要なシーン。ひとつ前の場所を南から商店街側を見た図。

2話1
2話の扉絵。商店街の南東側のオブジェ。

【浜町通り】
3話2
3話。「ショウパーク熱海銀座町」というコインパーキングの前あたりから見たカット。

【糸川橋】
3巻扉絵
3巻の見返しイラスト。糸川橋の少し上流側。この辺りは川に下りることができます。

【民宿旅館しげむら】
2巻表紙
2巻の表紙。毬祥の実家の旅館。作中では「いしもち」となっている。旅館の外観はそのまんまだが、位置や向きはアレンジありな感じ。旅館側から海側を見たカット。

2話4
2話。上記と同じく、旅館と道路を挟んで反対側を見た絵。

2話5
2話。逆に道路の反対側から旅館を見るとこうなります。ご覧の通り、一致しません。車が停まっている向こうに見える建物がしげむらとなっており、それを道路側に正面を変更したという感じですね。

2話6
2話。これも道路の向こう側を見たカット。

3話9
3話。旅館の屋上にあるスペースから海を見たカットです。写真は旅館から撮ったものではありませんが。

3話7
3話。旅館の正面。そのまんま「しげむら」です。

14話5
14話。取材協力にもクレジットされているので、多分、内部も一致してるのだと思います。

24話1
24話。本作は基本、取材した熱海の風景がそのまんま描かれている感じなのですが、建物の向きや場所に多少アレンジがあるのも珍しい感じです。実際の「しげむら」の正面は、細い道路に面していて、勝手が悪かったのでしょうね。

■熱海市街(糸川以西)

【来宮駅】
8話3
8話。久里留が金目さんにボタンをリペアして貰った場所。

8話4
8話。

24話2 - コピー
8話。

24話2
24話。伊豆急行8000系電車。

6話1
6話。駅の南側あたりから。このカットは10話でも使いまわしされています。

8話6
8話。来宮駅駅舎。

8話7
8話。来宮駅のすぐ近くにある「ファミリーマート東海来の宮店」。

22話1
22話。駅前から東側を見たカットになります。

【雨宮ビル】
12話2
12話。中央町にある下駄履き住宅。このビルの前を東に進みに、次に出てくる鮨屋さんの前に至ります。

【うまい鮨勘 熱海支店】
12話3
12話。毬祥と金目さんがばったり出会う場所。

12話4
12話。鮨屋さんの前から商店街を西に向いたカットです。

【熱海第一交通配車センター】
23話1
23話の扉絵。訪問時には配車センターはなくなっていました。建築中の建物は熱海第一交通の社宅です。

【阿由美橋】
9話2
9話。お祭りの太鼓の練習をしていた場所です。初川という川に架かる橋です。

【bossam‐cafe】
3話
3話。金目さんがパンを購入していたパン屋さん。看板には「Bakery AOKI」と書いてありましたが、レシートには「bossam‐cafe」と書いてありました。作中でも「bossam‐cafe」と書いてあるように見えます。私が訪れた際には金目さんが購入したクランベリー・カスタード・塩ピザはありませんでした。

【清水町公民館】 
9話4
9話。共同浴場と一緒の建物に入っています。「老人憩いの家」の名称はあえて消した感じですかね。

【起雲閣】
7話5
7話。熱海の観光スポットである元邸宅、というか元旅館。金目さんが前を駆け抜けていった。

【新かどや】
12話1
12話。人形のクリーニングを受ける老舗旅館。取材協力にもクレジットされているので、金目さんが入れてもらう浴場などもモデルになっているものと思われます。

【山田湯】
1話16
1話。金目さんが入っていた温泉がこちら。

1話17
1話。本作最初の登場温泉であり、金目さんの入浴シーンが登場する重要な温泉ですね。取材協力にもクレジットされており、内部も一致しているようです。

15話4
15話。登場するのは1話だけではありません。

【松の木プラザビル横】
9話1
9話の扉絵。路地裏の自販機とゴミ捨て場の前という感じの場所。なぜ、こんな場所が…という路地裏にあります。

【今宮神社】
5話1
5話の扉絵。熱海中心部で登場するカットでは、最も南のエリアがこの今宮神社のあたり。

23話2
23話。「そば悦」というお店がある付近。今宮神社のすぐ横です。初鮎の家に向かう途中車で走っている場所。

■海岸沿い
【熱海サンビーチ】
1話13
1話。熱海サンビーチの南側から北東方面を見たカットです。

2話7
2話。こちらも同様ですね。美しいです。そういえば、シンカリオンでもがっつり出てきてましたね、このビーチ。

5話2
5話。サンビーチの中ほどにある階段・スロープのある場所。

15話2
15話。ひとつ上と同じあたり。キンメクリーニングのSNS施策のための撮影をしていた場所です。

17話9
17話。ロケをやっているのを見かけた場所も同じあたり。

17話10
17話。初鮎さんがお仕事していましたね。

17話8
17話。金目さんが走っていた場所。こちらはビーチの上の通路の部分です。ヤシ類が並んでいるのが特徴的。

1話14
1話。南国情緒漂う熱海の海岸沿いはヤシ類が植栽されているので、何処かは分かりませんが、とりあえず写真はサンビーチのところにあった樹。

27話1
27話の扉絵。サンビーチの北端あたりにある歩道橋。

【熱海親水公園】
14話1
14話。ムーンテラスの先端にある「恋人の聖地」のオブジェ。むしろ、この後、金目さんが着替えてた場所が一番気になるんですけど…

2話2
親水公園のあたりは「スカイデッキ」・「レインボーデッキ」と似た雰囲気の場所が続くのですが、このカtットはスカイデッキで間違いないかと思います。レインボーデッキとは置いてある椅子の種類が違っていました。

7話1
7話。こちらも熱海城の位置とかからするに、レインボーデッキからのものと思います。

10話1
10話。上述のものと同様ですね。デッキから南東方向を見た感です。

というわけで、比較は以上です。熱海は幾度か行ったことはあるので何となくの土地勘はありましたが、本当に広範囲に登場箇所があり、なかなか訪問用の資料を準備するのに苦労しました。
因みにですが、今回ブログにしたスポット、13時頃に来宮駅をスタートして、18時頃に最終目的地である熱海駅前温泉浴場に辿り着きました。半日歩き回れば、なんとか回り切れるといった感じですね。
DSC_1153.jpg
はっとりみつる先生の作品は「ケンコー全裸系水泳部 ウミショー」「さんかれあ」もアニメ化されていますが、本作も間違いなく近い内にアニメ化されると確信しています。しっかりとしたストーリー、ヒロインほか女の子がみんなかわいい。アニメ化されない理由がない素晴らしい作品です。次回は熱海周辺部に足を運びたいと思います。

スーパーカブ(北杜市・韮崎市・甲府市)【舞台探訪・聖地巡礼】

トネ・コーケン先生原作で、2017年12月から「コミックNewtype」において蟹丹先生作画による漫画版が連載されている『スーパーカブ』の舞台を訪ねて来ました。訪問時の最新話は19話です。本作のメイン舞台は山梨県北杜市となっており、その周辺部も含めて実在の風景がモデルとして描かれています。

結構な人気作で、アニメ化企画も進行中の本作ですが、日野春駅みたいなはっきり分かるようなモデル以外を訪ねたブログやツイートなどは存在しなかったので、とりあえず画像検索とストリートビューで片っ端からモデルを特定して地図をつくっていきました。
結果分かったのは、北杜市と云っても大半の登場箇所は合併前の旧武川村のエリアだということです。
小熊の家から高校のモデルまでは、実はカブで登校するほどの距離ではないのでは…という感じですね。高低差はありますが。

というわけで、現地との比較記事は「北杜市(武川地区)」「北杜市(武川地区外)「韮崎市」「甲府市」の4つのエリアに分けています。

■北杜市(武川地区)
【日野春駅】
1話1
1話。実はここは旧武川村ではなく、旧長坂町ということになりますが、武川地区の最寄り駅でもありますし、便宜上、武川地区として扱います。このカットは本作の第一話の一番最初のカットになります。

【日野春隧道】
2話1
2話。日野春駅と高校のモデルがある旧武川村とは、かなりの高低差があり、旧武川村と駅の間にある曲がりくねった坂道の途中にあるトンネルです。小熊の高校への通学路の途中ということですね。

3話2
3話。実はこちらも旧長坂町ということになります。

【釜無川橋】
2話2
2話。日野春駅と旧武川村の間に流れる河川が釜無川です。こちらは川の左岸側で、釜無川橋ポケットパークという橋の東詰めにある小さな公園スペースみたいなところの東屋が奥に見えています。

17話2
17話。釜無川橋の少し上流で、釜無川と大武川が合流します。写真は、川の下流側の高台から撮ってみました。

【大武川橋】
2話
2話。交通量の多い国道20号線沿いの橋です。

【山梨県民信用組合 武川支店】
5話3
5話。小熊がカブの部品を貰いにいくのがこちら。きちんとモデルとして描いていることが分かります。

【スーパーおの】
3話6
3話。ちょくちょく作中で登場する「スーパーおのだ」のモデルは「スーパーおの」です。

5話2
5話。武川村の中心エリアにある地元のスーパーですね。

6話6
6話。3話の描写では鉄骨が描かれていたのですが、なぜかこのカットでは鉄骨が排除されました。

7話1
7話。ほぼそのんまんまですね。

【県道612号線 むかわの湯北西あたり】
1話5
1話。いまいち一致しないのですが、家屋の形状からもこの辺りであることは確かという感じ。東から西に向かったカットです。

1話6
1話。右奥に見ている建造物は「甲斐駒センターせせらぎ」です。

【北杜市立武川中学校】
1話3
1話。小熊の通う高校のモデルです。実際には中学校がモデルになっています。

1話7
1話。旧武川村のエリアには高校がありませんので、中学校をモデルにしたってことですかね。

1話8
1話。こちらは校門を内側から見たカット。しっかりモデルになっていますね。学校敷地外から撮影してこんな感じ。

1話8a
1話。校舎の時計です。

3話5
3話。照明の形状も一致しています。

6話5
6話。特徴的な校舎の側面も一致。

16話3
16話。こちらは校門前。「武川祭」と作中でもはっきり書いてありますので、武川の学校がモデルであることは疑いようがありません。

16話4
16話。校舎の裏側。こちらも敷地外からの撮影なので、完全には一致しません。

16話5
16話。ちょくちょく登場している学校の駐輪場。ちゃんと参考に作画されています。敷地外からの撮影だとこれが限界。

【県道612号線 武川中学校前あたり】
1話13
1話。学校のそばの道路です。

5話5
5話。奥に見えるのは「甲斐駒センターせせらぎ」。

【ハッピードリンクショップ武川山高店】
1話9
1話。山梨県といえば「ゆるキャン△」でもおなじみのハッピードリンクショップですよね。

17話3
17話。学校より西側なので、小熊の家と学校との往復では本来通過しない場所の筈。

【禅光美術館】
1話12
1話。小熊がカブを購入するバイクショップ「BEAR MOTORS」はこの付近にある設定です。周りの風景は一致しますが、そこにはお店はありません。

【駒城橋】
19話橋
19話。椎の家から学校へ向かう時に登場。しかしながら、実際には学校よりも西側にあり、本来通過しない場所です。橋の欄干の形状や山の稜線からもこの橋がモデルで間違いなかろうと思います。

■北杜市(武川地区外)
【北杜市役所】
1話2
1話。市役所は合併前の須玉町のエリアにあり、学校からは結構、離れた場所になります。

【バックハウス インノ 八ヶ岳店】
17話4
17話。椎の実家のパン屋さん「BEURRE」のモデルです。

17話4a
17話。お店の内部はまったく違う雰囲気です。外観だけがモデルになっている感じです。

17話4b
17話。周辺の雰囲気はちょっとアレンジされていますね。

17話12
17話。こちらもインノ の一部なのか分かりませんが、お店の横にある水車小屋です。

19話1
19話。ちなみに椎の家と学校は直線距離で7km離れていて、それこそ自転車の通学だとそれなりに大変そうです。

■韮崎市
【国道20号線 穴山橋】
16話1
16話。ここからは韮崎市です。甲府東高校に文化祭の道具を仮に行く途中で登場する橋がこちら。基本、こういう道路のカットは歩道から撮影しますので、一致度は低めになってます。

11話2
11話。上記のカットと同じ方角(右岸)から見たものです。近くの歩道橋から撮影してみました。

【国道20号線 ネッツトヨタ山梨韮崎店付近】
6話13
6話。クーリエのアルバイトで甲府の高校との間を往復している時に登場します。

【国道20号線 薬師橋付近】
6話1
6話。こういう道路標識もしっかり一致するんですよね。

6話10
6話。

■甲府市
【山梨県立甲府東高校】
6話2
6話。小熊がクーリエのバイトでカブで向かった高校のモデル。

16話2
6話。16話では文化祭の道具を借りに向かったのもこの高校でしたね。なお、作中では距離20kmほどと云っていますが、実際には直線距離だけでも25km程度あり、かなり遠いです。

というわけで以上です。富士山や鎌倉、山中湖など、ちょっと北杜市から離れたエリアも登場する作品なんで、そういったモデルもその内、巡ってみたいなと思っています。

よろずの候(浜松市)【舞台探訪・聖地巡礼】

新書館ウィングスにて連載中の“まるかわ”先生の漫画『よろずの候』の舞台である静岡県は浜松市の北部地域を訪ねて来ました(訪問時のコミックスは2巻が最新刊)。本作は公式や著者本人からの説明でも舞台を「浜松市」「遠州地方」「北遠」等と明確にしている作品となっており、作中に登場する地名等は全て実在のものとなっています。
そんなわけで、作中登場のカットはほぼ全てが実在の風景を元に描かれている感じなのですが、一部手がかりが薄く特定しきれていない場所もあります。何せ細かい描写まで含めると凄い量なので、延々とGoogleのストリートビューを彷徨い続け、特定作業をしながら舞台マップを作成するだけで、丸一日を要してしまいました。なんでもない住宅街の一角といった描写も多いので、舞台を特定する喜びというのは久々にかなりある作品でした。
DSC_0483.jpg
まあ、浜松市といっても舞台になるのはその北部にあたる北遠地域、現在の浜松市の区割りで云えば天竜区に当たる部分となっており、メインと云える舞台地はその中心部たる二俣地区なので、作品の雰囲気を味わうには、この二俣地区だけ散策できれば十分ではないかと思います。登場箇所の8割以上は天竜浜名湖鉄道で二俣本町駅または天竜二俣駅で降車すれば、そこから徒歩圏内といった状況ですので、公共交通機関を使っても十分に舞台巡りを楽しめるかと思います。
二俣から離れた場所ですと佐久間・水窪なども登場していますが、水窪は2巻の表紙になっている場所がありますので、ここは訪問の価値はあるかもしれませんね。

直接本編とは関係ないですが、本作は北遠地区の観光スポットのイラストが掲載されており、コミックスにも挿絵的に収録されています。その舞台まで巡ろうとすると、一気にハードルがあがります。直線距離で南北35km、東西17kmに亘る距離を車で移動しながら回り切るには、山間部なので、それなりの時間を要します。いずれも観光スポットなので、じっくり回りたいですしね。
というわけで、今回は特定できた限りは現地を訪問してきましたが、コミックス収録のイラストは直接的には作品内容とは関係ないので、場所は散在していますが、ひとつにまとめました。本編登場舞台に関しては、訪問時に参考にしやすいように、エリア毎にまとめています。なお、基本的に南側の場所から北側という順序で記載しています。

■二俣地区<天竜二俣駅周辺>
【天竜二俣駅】
5話1
第五候。ミツルが新年会から帰って来て降り立つ駅がこちら。

5話2
第五候。ミツルは浜松市街地にでも勤務しているんでしょうかね。

5話3
第五候。駅の正面。趣きのある駅舎です。 転車台なんかは国の登録有形文化財ですしね。

5話4
第五候。きっぷ売り場。

5話5
第五候。駅前のロータリー。

【遠鉄バス「警察署入口」バス停付近】
5話7
第五候。ツチブミとミツルが歩いている時に登場するのがこの辺り。

5話8
第五候。作中ではサンクスになっているコンビニですが、現在はファミマになっているここで位置関係的に間違いないと思います。

5話9
第五候。ファミマの西隣にある3階建ての建物です。電気メーターが沢山並んでいるのが特徴的でそれを手掛かりに見つけました。

■二俣地区<二俣本町駅周辺>
【二俣本町駅前】
6話1
第六候。アキラが歩いていたところです。奥に見えるのが二俣本町駅です。実はこの駅の方が商店街とか二俣の中心部に近いんですよね。

6話4
第六候。前述のカットより少し駅から離れた交差点です。

【理容室ニシ駐車場横の空き地】
6話2
第六候。アキラが狸市に迷い込んでしまう場所。実際には砂利が敷かれた空き地になっていて、菜の花畑ではない。

6話3
第六候。菜の花畑の対面。私有地に入らない様に広角で撮影してこんな感じ。

6話5
第六候。南西の方角を見た図です。

■二俣地区<クローバー通り商店街周辺>
【芹沢歯科医院】
1話4
第一候。黒田動物病院のモデル

【松野生花店】
12話1
第十二候。ヨシノが勤めるお花屋さんです。

1話1
第一候。看板はなくなっていました…

1話2
第一候。花屋の南側。チュージがヨシノを待ち伏せしていた場所。

12話2
第十二候。花屋のある交差点の西側を見たカット。

【ふところ山】
5話10
第五候。生間ミツルとツチブミが匂いを消すために訪れた居酒屋「くろだ」のモデル。

5話11
第五候。提灯はありませんでした。営業中は掲げられるのかもしれませんが。

【中日新聞天竜通信部】
9話9
第九候。坊が発見された場所。

【クリーニング山中】
1話6
第一候。ツツガムシを取り除いた翌日にチュージがヨシノを待っていた場所。クリーニング屋側から東方向を向いたカットですが、この作品にしては珍しく、左手の建物が改変されています。いや、取材時は建物の形が違ったのか…

【二俣小学校東交差点】
10話1
第十候。生間サクと坊が歩いていた交差点

【大石薬店】
9話1の5
第九候。チュージが登場する屋台のあるシーン。

【天竜ファミリータウン】
1巻表紙
1巻表紙。ここから北側方向を向いた絵。イケダヤはこの複合施設に入っている衣料品店の名称。

【東海堂薬局】
9話3
第九候。タツミとチュージが座っていた場所

【遠鉄バス「二俣仲町」バス停】
9話7
第九候。タツミとスミエが座っていたベンチ

12話3
第十二候。チュージの町中で花守の匂いがするとの説明で登場する。バス停から北西方面。

【ヤマタケの蔵】
11話2
第十一候。「蔵ぼっこ様握手会」の会場になっていた場所。商家の跡地に蔵だけが残っているスポット。

【マルカワの蔵】
11話3
第十一候。白根様が住んでいるお店。作中では「まるやま」となっている。

11話1
第十一候。もともと酒屋だった建物を利用した古民家ギャラリーになっている。

11話4
第十一候。趣きがあって、実に天竜二俣らしい観光スポット。

11話5
第十一候。そして、なんとなんと、外観だけでなく内部も一致。まるかわ先生が取材に来られたそうです。

11話6
第十一候。お店の側ももちろん、作中に登場していることを承知していて、お店にはコミックスも置いてありました。来店される人にこちらのお店がモデルになったことなど、説明しておられました。

11話9
第十一候。ある意味、現状では本作一の重要スポットとではないですかね。なお、レジの位置がまるかわ先生取材時とは変わっているそうで、レジ位置は一致しませんが、店内はそのまんま。

11話10
第十一候。なお本ブログの店内の写真は、お店から撮影および掲載の許可を得ています。そういえば、白根様がネットゲームをやっている場所は完全には一致しませんでした。こちらの旧家ですが、中まで見学させてもらうことができますので、どうぞ、白根様を探してみて下さい。

■二俣地区<周辺部>
【八幡神社】
3話3
第三候。青桐とノゾムが出会った神社。神社前通りも再現されています。

3話5
第三候。神社の南西側にある民家。

3話12
第三候。上記民家の前あたりから見た神社。

3話4
第三候。神社の正面。

3話13
第三候。まあ、そのまんまです。

3話8
第三候。ところが、拝殿の方はなんだか一致しません。新しい感じでしたし、こちらも取材時から建て替えがあったかも。

3話10
第三候。拝殿前から南側を。

3話14
第三候。正面の鳥居です。

3話15
第三候。

3話17
第三候。

3話18
第三候。そういえば鳥居の左側、作中では樹がありましたが、現在は切られて根本からなくなっていました。

1巻おまけ② (1)
1巻おまけ②。本社の右手にある摂末社。

1巻おまけ② (2)
1巻おまけ②。摂社なのか末社なのかは分かりません。というか、何を祀ってあるのかも分かりませんでした。

【阿多古川】
2話2
第二候。どこの表示か分からなかったので、とりあえず。

■佐久間地区
【佐久間中学校】
7話3
第七候。和田ミナホが勤務している学校。敷地外から撮るとこれがギリギリ。

■水窪地区
【スーパーやまみち】
2巻表紙
2巻表紙。

【水窪駅】
7話1
第七候。ミナホが水窪に住む荒浪を訪ねる際に登場。

【水窪中心部】
7話4
第七候。ミナホが水窪に住む荒浪を訪ねる際に登場。

■浜松中心部
【JR浜松駅】
8話2
第八候。カツヤが偶然友達と会ったとのエピソードの回想で登場。

■コミックス収録イラスト
こちらは収録順に並べてあります。

【清滝寺の塩地蔵】
1巻見返し
1巻見返し

【浜松ワインセラー】
1巻挿絵1
1巻

【佐久間電力館】
1巻挿絵2
1巻

【天浜線鉄道歴史館】
5話挿絵
1巻

【春野 大天狗面】
1巻

【道の駅 いっぷく処横川】
2巻

【道の駅 くんま水車の里】
2巻挿絵2
2巻

【道の駅 天竜相津花桃の里】
2巻挿絵3
2巻

【春野いきいき天狗村】
2巻

【ドラゴンママ加工場】
2巻挿絵5
2巻

【塩の道 国盗り】
2巻挿絵6
2巻

以上、比較カットでした。
合計63カット、なかなかに場所の特定、記事化するのに骨が折れましたが、現地の訪問含め、とても楽しめました。
作品の世界観を体現するには、天竜二俣はうってつけの町だなというのも、現地を訪ね歩いて実感しましたし、作品の世界観に浸るにはすごくいい町だと思いますので、参考にして頂ければ幸いです。


プロフィール

スカイDJ

Author:スカイDJ
※2015年春頃までに作成した記事についているMAPがGoogleの何らかの仕様変更で現在閲覧不能になっております。申し訳ございません(_ _)作成者である私自身も地図にアクセスできない状態なのです。

アニメや漫画の舞台を巡って旅する旅行中毒者。B級スポット・離島・神社・水族館なども好物です。

・BTC舞台探訪者コミュニティ関西支部所属
・リンクはご自由に

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