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限界集落温泉(下田市)【舞台探訪・聖地巡礼】

鈴木みそ先生が『コミックビーム』に2012年まで連載していた漫画「限界集落温泉」の舞台を訪ねて来ました。
限界集落と書いて“ギリギリ”と読みます。
文字通り、ギリギリな温泉地を舞台とした作品ですが、その温泉地は鈴木みそ先生の出身地である下田市にある設定となっています。
当該の集落にモデルがあるのかは不明ですが、そういったわけで下田市の市街地などが作中に登場しています。

【下田駅前】
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伊豆急下田駅の駅前のロータリーです。

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ソテツの木が南国を感じさせるロータリーです。

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奥に見える山が寝姿山ですね。ロープウェイがあります。

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ロータリー近くにあるトヨタレンタカー下田駅前店。

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駅前にある黒船オブジェ「サスケハナ号」。下田駅前といえば…という風景ですね。

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右手に見えるローソンは「夏色キセキ」で登場した、静岡県で最も有名なローソンですね、多分。

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「ハトヤ」というお店が特徴的。中島橋の交差点近くです。

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こちらも中島橋の交差点の近くなのですが、ちょっと合いません。奥に下田市観光協会 駅前案内所が見えるのですが、位置的に通り沿いからだとこんな感じに

【金谷旅館】
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下田駅の隣、蓮台寺駅の近くにある老舗の温泉旅館です。4巻のあとがきで、山里館の温泉のモデルであることが明かされています。
外観は作中のそれとは別モノでしたが、伊豆随一の広さを誇る木造大浴場があり、温泉の方がモデルになっています。

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日帰り入浴も可能なので、作品の世界感を味わいに立ち寄ってもいいかもしれません。

というわけで、「限界集落温泉」のモデル地の訪問記でした。
本作は非常に、次から次へと新たな展開が待っていて、テンポよく読み進めることができる作品です。
4巻というちょうどよい長さでもあり、読み終わるとまるで映画を1本映画館で観たような、そんな気分になりました。
本当に、映画の原作なんかにいい作品なんじゃなかな…なんて思うのですが。

限界集落といいながら、記事に上げているのは市街地ばかりなので、いつかモデルがあるのであれば、ギリギリの集落を訪れてみたいものです。
連載開始からすでに12年、本当に集落がなくなってしまうかもしれませんしね。
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綺麗にしてもらえますか。(熱海市外)【舞台探訪・聖地巡礼】

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綺麗にしてもらえますか。(熱海市周辺部・初島)【舞台探訪・聖地巡礼】
綺麗にしてもらえますか。(熱海市外)【舞台探訪・聖地巡礼】

『ヤングガンガン』にて連載中のはっとりみつる先生の漫画「綺麗にしてもらえますか。」の舞台紹介です。
本作は熱海が舞台という設定になっており、取材協力に熱海市役所のメディアプロモーション戦略室の担当者の名前もクレジットされているなど、実在の熱海の風景が丁寧に描き込まれており、舞台となった場所に足を運んでみたいと強く思わせられる作品です。
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登場する舞台モデルが膨大なため、冒頭に記載している4つに記事を分割していて、こちらの記事では、熱海市外の舞台を取り扱います。
マップは記事の一番下にあるので、参考にしていただけたらと思います。
なお、こちらの記事の最終更新は、2022年5月4日で、8巻(56話)までの分を収載しています。

■十国峠
熱海市のお隣、函南町に所在する名勝、観光地です。
金目さんが本作で初めて熱海市外に出たのが、この十国峠になります。といっても、ほぼ熱海という位置ですが。

【十国峠レストハウス】
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43話。十国峠前を走る県道20号線の西側からレストハウスを見たものです。

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43話。同じ場所の歩道部分ですね。

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43話。レストハウスの外観です。

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43話。ケーブルカー登り口駅の入口です。

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43話。展望台からケーブルカー登り口駅に戻ってきた出口部分です。

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43話。ケーブルカーの乗り場のある2階から土産物などがある1階への階段を見たものです。

【十国峠ケーブルカー】
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43話。十国鋼索線。車内から下方向を見たものですね。

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43話。こちら、展望台に向けて登っている描写のカットなのですが、はっとり先生が作画の参考にした写真は、下りの際に上に向かっているケーブルカーを撮ったものと推察されます。軌道の位置的に、向かって右を通るのが上りだからです。下りでも同様のカットが差し込まれていましたが、撮影するなら、下りの際に、上りを撮ると作中と合うのではないかと思います。

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43話。ケーブルカー車内。真ん中あたりだと思います。

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43話。十国峠駅に到着したケーブルカーです。

【十国峠山頂展望台】
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43話。山頂にある建物を出たところ。

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43話。同じ場所です。方角的には富士山を背負って、建物側を見た感じです。

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43話。この場所だけは富士山が見えている日に来たいと思っていました。絶景です。

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43話。土日は混んでそうですね。平日だったので、人無しで余裕で撮影できました。

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43話。展望台には双眼鏡が設置されています。

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43話。奥に見える石碑は、航空灯台の設置に貢献した小堀春樹氏の偉功を記念して建てられたものです。

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43話。山頂の建物の正面辺りです。

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43話。展望台から見える富士山。美しいです。

以上です。現状では、熱海市街の舞台と言える場所は、函南町しか出て来ていない本作ですが、熱海は近くに伊東や箱根など、多くの観光地を抱える場所なので、また登場があるかもしれませんね。

①熱海中心部(熱海駅側:糸川以東) ※マップ上では「オレンジ」
②熱海中心部(来宮駅側:糸川以西) ※マップ上では「青」
③熱海市周辺部           ※マップ上では「紫」
④熱海市外             ※マップ上では「緑」

スーパーカブ(小山町)【舞台探訪・聖地巡礼】

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■漫画版
スーパーカブ(北杜市・韮崎市・甲府市・中央市)【舞台探訪・聖地巡礼】
スーパーカブ(山中湖村)【舞台探訪・聖地巡礼】
スーパーカブ(御殿場市)【舞台探訪・聖地巡礼】
スーパーカブ(箱根)【舞台探訪・聖地巡礼】
■アニメ版
スーパーカブ(アニメPV第1弾)【舞台探訪・聖地巡礼】
スーパーカブ(小山町)【舞台探訪・聖地巡礼】

トネ・コーケン先生の小説『スーパーカブ』は、2017年12月から「コミックNewtype」において蟹丹先生作画による漫画版が連載されています。2021年春クールにはアニメ版が放送され、その第6話「私のカブ」にて登場した静岡県 駿東郡小山町を訪問して来ました。
第6話は、小熊が鎌倉の修学旅行にカブで現地合流するという内容でしたが、その途中で立ち寄るのが、小山町です。
それでは、比較記事です。

【道の駅すばしり】
スーパーカブ6話1
籠坂峠を越えて山梨県から静岡県に下りてくると出てくるのが、この道の駅です。

スーパーカブ6話2
バイク用の屋根付き駐輪場もしっかりあるのです。

スーパーカブ6話3
この日はカブは停まってなかったですね。

スーパーカブ6話5
ロケハンした日は空いてたんでしょうね…

スーパーカブ6話6
なお、本作のカットは車道側に出ないと角度的に合わないものなどが多いのですが、当然ながら安全を最優先に撮影を行っているので、微妙に合わないものが、後述のカットでもたくさん出てきます。そういうわけなので、ご容赦下さい。

スーパーカブ6話7
キャラクターデザインは、原作のイラストよりも、むしろ蟹丹先生作画の漫画版に近いと思うのですが…。舞台モデルも漫画版を踏襲している場所が数多く見受けられますし、アニメ版の原作は、原作小説ではなく、漫画版ではというのが私の主張。

スーパーカブ6話8
結構、バイクが多くてなかなかこのカット、撮るタイミングがありませんでした。

スーパーカブ6話9
これは、背景とか緑も含めて、いまいちよく分からんかったです。

スーパーカブ6話10
富士山が見える道の駅、素敵ですね。

スーパーカブ6話11
もっと離れたところから撮れば良かったのかな。

スーパーカブ6話12
山梨と静岡を結ぶ主要道沿いにあり、施設から富士山も見えるということで、結構賑わっている道の駅でした。

【ふじあざみライン】
スーパーカブ6話13
富士山須走口に向かう県道の愛称が「ふじあざみライン」です。道の駅から東富士五湖道路の下をくぐって出てきたのがこの場所。

スーパーカブ6話14
東富士五湖道路をくぐって「ふじあざみライン」に出てくると、この標識があります。

スーパーカブ6話16
九十九折の急勾配の道路を、ひたすら登っていくことになります。

スーパーカブ6話17
道路の側壁に「ふじあざみライン」の案内が。

スーパーカブ6話18
周辺で見れる鳥などが描かれています。

スーパーカブ6話20
中腹に突如出現するバス停、富士急行の「狩休」。なんでこんなところにバス停があるんでしょう。なお「ふじあざみライン」は11月から4月までは冬季閉鎖されているほか、登山シーズンはマイカー規制が入ります。そのため、自走で五合目までいけるのは、年数カ月ですので、ご注意下さい。

【富士山須走口五合目】
スーパーカブ6話23
「ふじあざみライン」を上り切ると、須走口五合目に到着します。原付でこれないことはないですが、帰りはブレーキが焼き切れそうなので、ギアチェンジのできないスクーターではちょっとしんどい感じがします。

スーパーカブ6話24
この場所、二輪は侵入できない場所だったような…。バイクはちょっと上にある駐車場にたくさん並んでいました。

スーパーカブ6話25
手前の木々で、下の方は見渡せない場所ではあります。

スーパーカブ6話26
この富士山の稜線の角度からすると、もうちょっと離れたところから撮った感じなのか…。

アニメ版の静岡県編は以上です。このあと、原作・漫画版では御殿場市にも立ち寄っていて、小熊の性格がはっきり出るエピソードが描かれているのですが、アニメ版ではカットされてしまいました…。興味がある人は、上の漫画版の舞台訪問記事のリンクからどうぞ。というわけで、今日はこれくらいで勘弁してあげようかと思います。

神様になった日(山梨県甲府市)【舞台探訪・聖地巡礼】

2020年10~12月に放送された「Key」「アニプレック」「P.A.WORKS」によるオリジナルアニメーション企画第3弾『神様になった日』の舞台モデルとして登場した山梨県甲府市を訪ねて来ました。
本作の主たる舞台モデルは山梨県山梨市ですが、近場の大きな街として甲府市が4話・5話・10話に登場しています。
この3話分をまとめて最終話が放送された12月27日に訪問しました。
甲府駅から近い順に並べてあります。

【甲府駅】
10話甲府1
10話。南口のバス乗り場の前を西から東に見たカットです。

5話10
5話。甲府駅前交差点。作中では弘府駅となっていました。実際にはもっと上の部分に甲府駅の名前が入っています。それまで実在の地名やそれをモジったようなものも出てきていなかった中で、あえて実際の風景を改変してまでここで「弘府」と訴えたかった製作サイドの意図はなんなのでしょうか。

【山梨県防災新館】
4話10
4話。リベルタス杯の会場となった場所は山梨県庁舎でした。公的施設で麻雀大会とは…。ここが本作ではじめて登場した甲府市のモデルです。

4話4
4話。建物の1階の入口部分です。ここで登場しているモブ、青っぽい髪の色におダンゴヘアー、どうみても「ゆるキャン△」の志摩リンです。同じ山梨県舞台のコンテンツということで、スタッフの遊び心で登場させて感じでしょうか。

10話甲府4
10話。防災新館東交差点です。さすがにこんな俯瞰カットは撮れないので、これで勘弁してください。

【春日モール】
5話11
5話。伊座並さんのお父さんとプレゼントを買いに訪れたのがi甲府の商店街でした。

5話12
5話。春日モールは南口の中心市街地にある商店街なのですが、地方都市のそれらしく、やや淋しい雰囲気です。

5話13
5話。作中ではカレー屋やスイス料理屋などが登場していましたが、それらしくお店は見つかりませんでした。

5話15
5話。ということで、アーケードの形状などから、ここがモデルであることは間違いなさそうですが、完全に一致する場所はありません。

5話17「どのような技術でそれを可能にしているのか、食べてみたい」
5話。「どのような技術でそれを可能にしているのか、食べてみたい」と思ったのにモデルは見当たりませんでした。

10話甲府2
5話。春日モール沿いにある、「錦通り」の入口です。

【銀座通り商店街】
5話21
5話。甲府中央商店街の中央部に東西に延びるアーケード商店街です。アーチ状のアーケードが特徴的です。同様のカットは10話にも登場していますが、完全に一致するような場所はありませんでした。

5話31
5話。武田氏の家紋でお馴染みの武田菱が配された風鈴。夏になると商店街にぶら下げられるんでしょうか…

5話32
5話。商店街の東端の方にある「憩いの場」というスペースです。10話でも同じカットが登場しています。

5話33
5話。「憩いの場」の東側の家屋の壁がこんな感じでそのまんまモデルにされている感じです。

5話34
5話。「憩いの場」側から商店街側を見たカットです。

5話35
5話。「憩いの場」の西側にあるのはパチンコホールなんですが、見ていた感じ、もっぱらこのパチンコ店の客の喫煙所みたいな感じで使われていました。

ということで甲府のカットは以上になります。
山梨市のカットも大半は改修してあるのですが、気が向いたらいつかブログにします。
甲府エリアのマップは完成させてあるので参考にして下さい。

みつば君はあにヨメさんと。(浜松)【舞台探訪・聖地巡礼】

※近日比較カット追加予定

令和2年4月から「漫画アクション」で連載がスタートしたイトカツ先生の漫画『みつば君はあにヨメさんと。』の舞台モデルとなっている静岡県浜松市を訪問しました。
前作『銀のニーナ』は北軽井沢の実在の場所をモデルにした作品でしたが、本作は、イトカツ先生の出身地でもある浜松が舞台の作品となっています。

【浜松駅】
8話3
8話。浜松駅の南口です。右手に見えるのは浜松駅前のシンボル「アクトシティ浜松」という施設です。施設の中核を成すビルはアクトタワーという名称で、静岡県でぶっちきぎりに一番高いビルです。最近だと2018年7月~9月に放送された『プラネット・ウィズ』でも登場してましたね。

8話1
8話。南口が登場するのは、本作が浜松市南部が舞台だからですね。なお、こちらのカットですが、実際には駅の前のタクシーロータリーの通路の屋根が入り込んでしまうため、作中とはうまく合いません。

8話2
8話。駅のコンコースです。駅の南側から北側の方向に向かって撮影したものです。点字ブロックと柱の位置関係からもこの方角で合っていると思いますが、逆だとイマジナリーラインが崩壊してしまいますしね。向かって右手に改札があるので、登場人物の位置関係的にもきちんと理屈が通っています。

【道の駅 潮見坂】

【遠鉄ストア立野店】

【浜松市立砂丘小学校】

3話。みつばが通う小学校です。その他舞台との位置関係的にも、この学校が舞台であることは誰でも容易に想定できますから、公開することとしました。門のデザインなんかもそっくりです。

【FIX SURF SHOP付近】

【中田島砂丘入口交差点付近】

【風車公園】

【遠州灘】

プロフィール

スカイDJ

Author:スカイDJ
※2015年春頃までに作成した記事についているMAPがGoogleの何らかの仕様変更で現在閲覧不能になっております。申し訳ございません(_ _)作成者である私自身も地図にアクセスできない状態なのです。

アニメや漫画の舞台を巡って旅する旅行中毒者。B級スポット・離島・神社・水族館なども好物です。

・BTC舞台探訪者コミュニティ関西支部所属
・リンクはご自由に

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