リーンの翼(岩国編)【舞台探訪・聖地巡礼】
2013年9月中旬、少し古い作品ですが、2005年からネット配信され2006年にDVDがリリースされた富野由悠季氏、原作・監督作品「リーンの翼」の舞台を訪ねてきました。

本作では、主人公エイサップ・鈴木が住むのが「山口県岩国市」と明確に設定されており、1話をメインに岩国市の実際の風景が登場致します。


米軍基地・自衛隊基地が所在していることが岩国を舞台とした理由だとは思うのですが、ご覧の通り、空からの描写でもかなり岩国の実際の地形を踏まえて描かれていることが分かります。
なお「岩国飛行場」は海上自衛隊・アメリカ海兵隊が共用しており、民間機も就航している空港になっています。
さて、では早速比較画像に映ります。明確に岩国市の特定の場所を描写しているものもあれば、何となく岩国っぽいけれども、モデルはないといった感じのことろもありました。
【JR岩国駅】

ほとんどそのまま岩国駅です。タクシーも概ね似たような場所に停車しています。

こういう黄色いタクシーはありませんでした。後述しますが、バスは明らかに参考にされていた感じなので、もしかしたら、当時はこういうタクシーがあったのかもしれません。

観光案内所の看板は、作中の場所にはなく、駅舎の中に案内所が構えられているという感じでした。
これも当時は看板があったのかもしれません。

駅前のロータリーです。かなり忠実に再現されている感じです。

同じく駅前のロータリーです。バスのデザインまできちんと再現されているのが驚きです。
【JR岩国駅前交差点?】

さんざん車で走りまわったのですが、作中と一致する風景を見いだせませんでした。物語の流れを考えると、やはり駅近くだとは思うのです。それと、路面にある横断歩道や矢印などが、ここが一番近い感じでした。
【岩国市街地】

交差点に引き続き、市街地のカットの幾つかは見つけることができませんでした。
如何にもモデルはありそうな雰囲気なのですが。
【国道188号線JR岩徳線踏切】

やはり、駅位しかモデルになっていないのかと諦めかけていたのですが、なんと作中で出てくる踏切は、明らかにこの踏切がモデルとなっていました。写真はストリートビューより引用したものですが、右側の建物の形が明らかに一致しております。残念ながら、訪問時には取り壊されており、コンビニになっておりました。


また、この踏切で電車も登場するのですが、バスがきちんとモデルになっていたことを考えると、この電車のデザインも実在するものなかもしれません。自分は鉄っちゃんではないので知りませんがw
【錦帯橋】
次に少し市街地を離れて錦帯橋です。日本三名橋などにも列せられる名橋です。にも関わらず、私の所有する2台の携帯電話ではどちらも漢字変換できませんでした…
山口県東部を代表する観光地です。



この3カットを見ると、単に橋のデザインだけではなく、背景の山まで参考に描かれていると感じられます。


このカットは実際撮ろうと思ったら、ちょっと高い位置から見下ろす必要があるので難しそうです。
代わりに岩国城天守閣に展示されていた模型を撮影して再現してみましたw

これは、岩国城から撮影したのですが、作中とは全く逆方向からの撮影となっています。作中では、岩国城が錦帯橋の上の山に確認できます。岩国城の反対側には山はないので、作中の再現をしようと思ったらヘリでも借りて空撮する他ありません。
【岩国市飛行場】
さて、ここから下の記事は明らかに岩国なんだけど…。モデル程度かもしれないというものが多いです。
自分の見落としかもしれませんが。


岩国飛行場と思しき描写はかなりのカット出てきますが、場内の何処かはよくわかりません。米軍基地・自衛隊基地はあまり近づくこともできませんし、フェンスの先に海が見える様な場所までは入っていけません。
一応、岩国錦帯橋空港の展望台にも行ってみましたが、海まではかなりの距離があり、作中と一致する風景があるかどうかを確かめることは出来ませんでした。(駐車場1時間まで無料・展望台入場料50円)
【堤防道路】


市街地と飛行場の間には今津川という川が流れております。物語の進行上、こういう風景になるにはこの川の河口近くの堤防上の道路しかないと思われます。実際、走ってみたら、割と近い雰囲気でした。
【橋】
岩国市飛行場のある場所は、今津川と門前川に挟まれた三角州の中です。従ってこの近辺には橋が幾つも掛かっています。結局、何処なのかはよく分からなかったのですが、その中では一番作中のものと似ていた新連帆橋を撮影してきました。今津川の一番河口側の橋です。

電灯のデザインなんかは似ていましたが、まあ、こんなデザインは何処でもあるわけで。

新連帆橋左岸の海側よりの道路。ここ、結構似てませんかね!?

でも、橋のたもとはこんな感じではありませんでした。
【工場地域】
岩国市には、帝人や日本製紙の工場などが立地しており、そこそこの規模の工業地域を形成しています。
完全一致の場所は流石に見つけられませんでしたが、岩国を感じさせる風景なのは間違いありません。


この赤いタイプの煙突は日本製紙以外はないのではと思います。
以上、リーンの翼の岩国市の舞台探訪でした。
より大きな地図で リーンの翼(岩国編) を表示
ちなみにですが、本作、6話で東京も登場します。下記は江戸城ですね。
興味があれば、東京探訪もしてみて下さい。当方には予定はありませんのでw

本作では、主人公エイサップ・鈴木が住むのが「山口県岩国市」と明確に設定されており、1話をメインに岩国市の実際の風景が登場致します。


米軍基地・自衛隊基地が所在していることが岩国を舞台とした理由だとは思うのですが、ご覧の通り、空からの描写でもかなり岩国の実際の地形を踏まえて描かれていることが分かります。
なお「岩国飛行場」は海上自衛隊・アメリカ海兵隊が共用しており、民間機も就航している空港になっています。
さて、では早速比較画像に映ります。明確に岩国市の特定の場所を描写しているものもあれば、何となく岩国っぽいけれども、モデルはないといった感じのことろもありました。
【JR岩国駅】

ほとんどそのまま岩国駅です。タクシーも概ね似たような場所に停車しています。

こういう黄色いタクシーはありませんでした。後述しますが、バスは明らかに参考にされていた感じなので、もしかしたら、当時はこういうタクシーがあったのかもしれません。

観光案内所の看板は、作中の場所にはなく、駅舎の中に案内所が構えられているという感じでした。
これも当時は看板があったのかもしれません。

駅前のロータリーです。かなり忠実に再現されている感じです。

同じく駅前のロータリーです。バスのデザインまできちんと再現されているのが驚きです。
【JR岩国駅前交差点?】

さんざん車で走りまわったのですが、作中と一致する風景を見いだせませんでした。物語の流れを考えると、やはり駅近くだとは思うのです。それと、路面にある横断歩道や矢印などが、ここが一番近い感じでした。
【岩国市街地】

交差点に引き続き、市街地のカットの幾つかは見つけることができませんでした。
如何にもモデルはありそうな雰囲気なのですが。
【国道188号線JR岩徳線踏切】

やはり、駅位しかモデルになっていないのかと諦めかけていたのですが、なんと作中で出てくる踏切は、明らかにこの踏切がモデルとなっていました。写真はストリートビューより引用したものですが、右側の建物の形が明らかに一致しております。残念ながら、訪問時には取り壊されており、コンビニになっておりました。


また、この踏切で電車も登場するのですが、バスがきちんとモデルになっていたことを考えると、この電車のデザインも実在するものなかもしれません。自分は鉄っちゃんではないので知りませんがw
【錦帯橋】
次に少し市街地を離れて錦帯橋です。日本三名橋などにも列せられる名橋です。にも関わらず、私の所有する2台の携帯電話ではどちらも漢字変換できませんでした…
山口県東部を代表する観光地です。



この3カットを見ると、単に橋のデザインだけではなく、背景の山まで参考に描かれていると感じられます。


このカットは実際撮ろうと思ったら、ちょっと高い位置から見下ろす必要があるので難しそうです。
代わりに岩国城天守閣に展示されていた模型を撮影して再現してみましたw

これは、岩国城から撮影したのですが、作中とは全く逆方向からの撮影となっています。作中では、岩国城が錦帯橋の上の山に確認できます。岩国城の反対側には山はないので、作中の再現をしようと思ったらヘリでも借りて空撮する他ありません。
【岩国市飛行場】
さて、ここから下の記事は明らかに岩国なんだけど…。モデル程度かもしれないというものが多いです。
自分の見落としかもしれませんが。


岩国飛行場と思しき描写はかなりのカット出てきますが、場内の何処かはよくわかりません。米軍基地・自衛隊基地はあまり近づくこともできませんし、フェンスの先に海が見える様な場所までは入っていけません。
一応、岩国錦帯橋空港の展望台にも行ってみましたが、海まではかなりの距離があり、作中と一致する風景があるかどうかを確かめることは出来ませんでした。(駐車場1時間まで無料・展望台入場料50円)
【堤防道路】


市街地と飛行場の間には今津川という川が流れております。物語の進行上、こういう風景になるにはこの川の河口近くの堤防上の道路しかないと思われます。実際、走ってみたら、割と近い雰囲気でした。
【橋】
岩国市飛行場のある場所は、今津川と門前川に挟まれた三角州の中です。従ってこの近辺には橋が幾つも掛かっています。結局、何処なのかはよく分からなかったのですが、その中では一番作中のものと似ていた新連帆橋を撮影してきました。今津川の一番河口側の橋です。

電灯のデザインなんかは似ていましたが、まあ、こんなデザインは何処でもあるわけで。

新連帆橋左岸の海側よりの道路。ここ、結構似てませんかね!?

でも、橋のたもとはこんな感じではありませんでした。
【工場地域】
岩国市には、帝人や日本製紙の工場などが立地しており、そこそこの規模の工業地域を形成しています。
完全一致の場所は流石に見つけられませんでしたが、岩国を感じさせる風景なのは間違いありません。


この赤いタイプの煙突は日本製紙以外はないのではと思います。
以上、リーンの翼の岩国市の舞台探訪でした。
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ちなみにですが、本作、6話で東京も登場します。下記は江戸城ですね。
興味があれば、東京探訪もしてみて下さい。当方には予定はありませんのでw

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