曇天に笑う(唐崎神社)【舞台探訪・聖地巡礼】
平成23~25年まで月刊コミックアヴァルスに連載され、同年10月からアニメが放送されている「曇天に笑う」の舞台を訪ねてきました。

本作は明治時代初期の琵琶湖周辺が舞台になっていますが、1世紀以上も時代を隔てていることもあって、具体的に現在の滋賀県で一致すると思われる背景は出てはきません。しかしながら、物語中でも最も重要な舞台ともいえる曇三兄弟が暮らす「曇神社」に関しては、原作者である唐々煙先生が、大津市唐崎にある『唐崎神社』がモデルとあるとネット上で発言しておられます。
唐崎神社は、琵琶湖西岸の畔に佇む県指定史跡にもなっている神社です。当神社は日吉大社の摂社のひとつであり、アニメが放送スタート後に、日吉大社側も舞台となっていることを意識したのか、公式ブログで「曇天に笑う」に言及しておりました。
■日吉大社公式ブログ「日々よし」 漫画「曇天に笑う」×唐崎神社
本作は一応、「滋賀ロケーションオフィス」「大津歴史博物館」「近江八幡市立資料館」が取材協力にクレジットされていますが、唐崎神社は入ってはいないようですね。逆に言うと、作中に出てくる洋館だったり、街並みだったりは、上記の取材協力の元、何らかのモデルがあって、参考にして描いている可能性があります。

それでは比較画像に移りますが、はっきりいって完全に一致はしません。このケースは、私が探訪した作品の中では「ぎんぎつね」によく似ていますね。原作者先生は、久富稲荷神社という実在の神社を参考にしている旨をブログ等で名言しておられましたが、あくまで漫画を描く際の参考にしたのであって、そのままそっくりの神社が登場するというわけではないのです。その上で、以下の比較画像をご覧下さい。
【唐崎神社】

OPより。神社正面あたりの玉垣を撮影してみました。構造はそっくりですね。

1話より。鳥居に関しては、かなり似ています。

1話より。明神鳥居という種類の鳥居ですね。

1話より。これを観ると周囲は一致しておりませんが、鳥居だけはほぼそのまんまという感じです。神社の正面は西側ですが、作中では正面側が琵琶湖になっているようです。

1話より。鳥居の向きで合わせると、拝殿や民家が入り混んでしまいます。

1話より。作中の方が実際の唐崎神社より拝殿が大きくなっているように見えます。
→これは拝殿ではなく宙太郎の通う学校でした。失礼しました。ご指摘ありがとうございました(_ _)

1話より。参道も坂になっていますが、実際は琵琶湖の畔にある神社ですので、周囲は平坦な場所でした。

PVより。今後何話かで登場するのですかね。拝殿正面は全く似ていないようです。
比較画像は以上です。唐崎神社は境内が琵琶湖に面した素晴らしい神社なので、写真で紹介しておきます。
クリックするとちょっと写真が大きく表示されます。


「拝殿」


「社務所」




「唐崎の松」


「由緒」




「境内から望む琵琶湖」 おや、獄門処への橋渡しの船かなw
神社境内から琵琶湖が見えて、アニメの舞台だなんて、レイヤーさんなんかがいたら、結構絵になりそうな感じがしますね。作中では、参道側の階段の向こう側に湖が見ているので、社殿の後背に琵琶湖が位置する唐崎神社はやや雰囲気は異なっておはいますけれども。
訪問日は“曇天”でしたが、晴れた日だったら、琵琶湖の湖の青色と神社の朱色のコントラストが美しそうですね。

アクセス:JR湖西線唐崎駅より800メートル程度、徒歩約10分 (京都駅→唐崎駅14分 240円)
より大きな地図で 曇天に笑う を表示

本作は明治時代初期の琵琶湖周辺が舞台になっていますが、1世紀以上も時代を隔てていることもあって、具体的に現在の滋賀県で一致すると思われる背景は出てはきません。しかしながら、物語中でも最も重要な舞台ともいえる曇三兄弟が暮らす「曇神社」に関しては、原作者である唐々煙先生が、大津市唐崎にある『唐崎神社』がモデルとあるとネット上で発言しておられます。
唐崎神社は、琵琶湖西岸の畔に佇む県指定史跡にもなっている神社です。当神社は日吉大社の摂社のひとつであり、アニメが放送スタート後に、日吉大社側も舞台となっていることを意識したのか、公式ブログで「曇天に笑う」に言及しておりました。
■日吉大社公式ブログ「日々よし」 漫画「曇天に笑う」×唐崎神社
本作は一応、「滋賀ロケーションオフィス」「大津歴史博物館」「近江八幡市立資料館」が取材協力にクレジットされていますが、唐崎神社は入ってはいないようですね。逆に言うと、作中に出てくる洋館だったり、街並みだったりは、上記の取材協力の元、何らかのモデルがあって、参考にして描いている可能性があります。

それでは比較画像に移りますが、はっきりいって完全に一致はしません。このケースは、私が探訪した作品の中では「ぎんぎつね」によく似ていますね。原作者先生は、久富稲荷神社という実在の神社を参考にしている旨をブログ等で名言しておられましたが、あくまで漫画を描く際の参考にしたのであって、そのままそっくりの神社が登場するというわけではないのです。その上で、以下の比較画像をご覧下さい。
【唐崎神社】

OPより。神社正面あたりの玉垣を撮影してみました。構造はそっくりですね。

1話より。鳥居に関しては、かなり似ています。

1話より。明神鳥居という種類の鳥居ですね。

1話より。これを観ると周囲は一致しておりませんが、鳥居だけはほぼそのまんまという感じです。神社の正面は西側ですが、作中では正面側が琵琶湖になっているようです。

1話より。鳥居の向きで合わせると、拝殿や民家が入り混んでしまいます。

1話より。
→これは拝殿ではなく宙太郎の通う学校でした。失礼しました。ご指摘ありがとうございました(_ _)

1話より。参道も坂になっていますが、実際は琵琶湖の畔にある神社ですので、周囲は平坦な場所でした。

PVより。今後何話かで登場するのですかね。拝殿正面は全く似ていないようです。
比較画像は以上です。唐崎神社は境内が琵琶湖に面した素晴らしい神社なので、写真で紹介しておきます。
クリックするとちょっと写真が大きく表示されます。


「拝殿」


「社務所」




「唐崎の松」


「由緒」




「境内から望む琵琶湖」 おや、獄門処への橋渡しの船かなw
神社境内から琵琶湖が見えて、アニメの舞台だなんて、レイヤーさんなんかがいたら、結構絵になりそうな感じがしますね。作中では、参道側の階段の向こう側に湖が見ているので、社殿の後背に琵琶湖が位置する唐崎神社はやや雰囲気は異なっておはいますけれども。
訪問日は“曇天”でしたが、晴れた日だったら、琵琶湖の湖の青色と神社の朱色のコントラストが美しそうですね。

アクセス:JR湖西線唐崎駅より800メートル程度、徒歩約10分 (京都駅→唐崎駅14分 240円)
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