珈琲店タレーランの事件簿 彼女はカフェオレの夢を見る(京都)【舞台探訪・聖地巡礼】
=関連記事=
珈琲店タレーランの事件簿(1期)【舞台探訪・聖地巡礼】
珈琲店タレーランの事件簿 彼女はカフェオレの夢を見る(2期)【舞台探訪・聖地巡礼】
岡崎琢磨先生原作の日常ミステリー「珈琲店タレーランの事件簿」を峠比呂先生が作画した漫画版の舞台探訪記事です。
漫画版は「このマンガがすごい!WEB」に2015年2月から掲載され、9月に1期の最終回を迎えました。
本記事は、2016年2月にスタートし、9月に連載が終了した2期「彼女はカフェオレの夢を見る」の分の訪問記事となります。
では、比較写真です。
北側のエリアから順に並べています。一番下のマップ上の青いマーカーが2期分の登場場所になります(赤マーカーは1期)。
■金閣寺付近
【北大路通と西大路通の交差点】

第八章「星空の下で命を繋ぐ」。車道上からでないと再現できないのでこんな感じで。

第八章「星空の下で命を繋ぐ」。奥のアパートもしっかりモデルになっていることが分かります。

第八章「星空の下で命を繋ぐ」。この植え込みは実際にはかなり小さいですね。

第八章「星空の下で命を繋ぐ」。深水が隠れていたのは位置関係的に、ここになるかと思います。進入禁止の標識があるのもここだけですし。

第八章「星空の下で命を繋ぐ」。北大路通を東方向に車が走っていくカットです。あんまり一致はしていない感じですね。
【金閣寺(鹿苑寺)】

第八章「星空の下で命を繋ぐ」。
■銀閣寺付近
【銀閣寺】

第三章「狐の化かんす 後編」。 後編字体までそっくりです。

第三章「狐の化かんす 後編」。

第三章「狐の化かんす 後編」。

第三章「狐の化かんす 後編」。
【銀閣寺参道】

第三章「狐の化かんす 後編」。一休の店名もそのままです。ここは流石に人が途切れない…
【哲学の道】

第三章「狐の化かんす 後編」。哲学の道の一番銀閣寺側のところです。

第三章「狐の化かんす 後編」。これは似た様な場所は幾つもあるのですが、哲学の道も2km位あるので、完全に一致する場所は見つけられませんでした。
■進々堂 京大北門前

第二章「狐の化かんす 前編」。「ハード・ロック・カフェ」のモデル。

第七章「the Sky Occluded in the Sun」。道路を挟んで京都大学側から撮影するとこんな感じ。
■京都府警察本部庁舎

第八章「星空の下で命を繋ぐ」。これはびっくりしました。右上の街路樹の葉の形状まで一致しています。
■丸太町橋付近

第四章「乳白色のハートを壊す」。下流側で西方向を向いています。特徴的な建物はフレスコ河原町丸太町店です。

第四章「乳白色のハートを壊す」。
■京都駅付近
【JR京都駅西口改札前】

第一章「拝啓 未来様」の冒頭にて登場します。
【京都駅前市バスターミナル】

第一章「拝啓 未来様」に登場。奥に見えるビルは京都中央郵便局です。

第二章「狐の化かんす 前編」。
【日本生命京都ヤサカビル前(塩小路通沿い)】

第一章「拝啓 未来様」の冒頭にて登場。
京都タワーとビル形から日本生命京都ヤサカビル前あたりから東方向を見た図だと思われます。
他のカットと比べるとビルの形など、ややアレンジが多めですね。
【JR京都駅中央口改札】

第八章「星空の下で命を繋ぐ」。
【JR京都駅中央口】

第二章「狐の化かんす 前編」。

第二章「狐の化かんす 前編」。
【Estacion Cafe 京都】

第二章「狐の化かんす 前編」。作中の様にエスカレーターを入れてこの絵にはならないです。

第二章「狐の化かんす 前編」。お店の右手に確かに窓がありましたが、一致はしません。内部も全く一致していませんでした。
【京都タワー】

第八章「星空の下で命を繋ぐ」。これは、合わせて撮るのは無理でしょう。
【コインロッカー】

第二章「狐の化かんす 前編」。このタイプのコインロッカーは探したのですが、ありませんでした。
■伏見稲荷大社
【大鳥居】

第二章「狐の化かんす 前編」。朝8時台に行っても祝日はこの通りの人の量です。
【本殿前の狐像】

第二章「狐の化かんす 前編」。
【千本鳥居】

第二章「狐の化かんす 前編」。ちょっと立ち位置が違ってしまいましたが、人が多すぎてじっくり合わせる時間がありませんでした。

第二章「狐の化かんす 前編」。奥がカーブしていないところで撮りたかったのですが…三脚立ててる外国人がいまして。

第二章「狐の化かんす 前編」。千本鳥居を抜けて奥社奉拝所に抜けたところです。
【おもかる石】

第二章「狐の化かんす 前編」。こんな感じで修学旅行生だらけになっているのをよく見ます。

第二章「狐の化かんす 前編」。人のいない状態でおもかる石をしばらく撮影できたのは運がよかったです。

第二章「狐の化かんす 前編」。石の裏側から。これはうまく一致させられません。

第二章「狐の化かんす 前編」。

第二章「狐の化かんす 前編」。横から。
【奥社奉拝所】

第二章「狐の化かんす 前編」。奥社奉拝所から更に奥に向か入口のところです。
【三ツ辻】

第二章「狐の化かんす 前編」。
【四ツ辻】

第二章「狐の化かんす 前編」。
【眼力社】

第二章「狐の化かんす 前編」。私のカメラではちょっと広角が足りなかったです。
【山頂(一ノ峰・上社神蹟)】

第二章「狐の化かんす 前編」。

第二章「狐の化かんす 前編」。
比較画像は以上です。
2期は終了しましたが、この先も続きそうなので、3期がスタートしたらまた京都に赴いてみたいと思います。
珈琲店タレーランの事件簿(1期)【舞台探訪・聖地巡礼】
珈琲店タレーランの事件簿 彼女はカフェオレの夢を見る(2期)【舞台探訪・聖地巡礼】
岡崎琢磨先生原作の日常ミステリー「珈琲店タレーランの事件簿」を峠比呂先生が作画した漫画版の舞台探訪記事です。
漫画版は「このマンガがすごい!WEB」に2015年2月から掲載され、9月に1期の最終回を迎えました。
本記事は、2016年2月にスタートし、9月に連載が終了した2期「彼女はカフェオレの夢を見る」の分の訪問記事となります。
では、比較写真です。
北側のエリアから順に並べています。一番下のマップ上の青いマーカーが2期分の登場場所になります(赤マーカーは1期)。
■金閣寺付近
【北大路通と西大路通の交差点】

第八章「星空の下で命を繋ぐ」。車道上からでないと再現できないのでこんな感じで。

第八章「星空の下で命を繋ぐ」。奥のアパートもしっかりモデルになっていることが分かります。

第八章「星空の下で命を繋ぐ」。この植え込みは実際にはかなり小さいですね。

第八章「星空の下で命を繋ぐ」。深水が隠れていたのは位置関係的に、ここになるかと思います。進入禁止の標識があるのもここだけですし。

第八章「星空の下で命を繋ぐ」。北大路通を東方向に車が走っていくカットです。あんまり一致はしていない感じですね。
【金閣寺(鹿苑寺)】

第八章「星空の下で命を繋ぐ」。
■銀閣寺付近
【銀閣寺】

第三章「狐の化かんす 後編」。 後編字体までそっくりです。

第三章「狐の化かんす 後編」。

第三章「狐の化かんす 後編」。

第三章「狐の化かんす 後編」。
【銀閣寺参道】

第三章「狐の化かんす 後編」。一休の店名もそのままです。ここは流石に人が途切れない…
【哲学の道】

第三章「狐の化かんす 後編」。哲学の道の一番銀閣寺側のところです。

第三章「狐の化かんす 後編」。これは似た様な場所は幾つもあるのですが、哲学の道も2km位あるので、完全に一致する場所は見つけられませんでした。
■進々堂 京大北門前

第二章「狐の化かんす 前編」。「ハード・ロック・カフェ」のモデル。

第七章「the Sky Occluded in the Sun」。道路を挟んで京都大学側から撮影するとこんな感じ。
■京都府警察本部庁舎

第八章「星空の下で命を繋ぐ」。これはびっくりしました。右上の街路樹の葉の形状まで一致しています。
■丸太町橋付近

第四章「乳白色のハートを壊す」。下流側で西方向を向いています。特徴的な建物はフレスコ河原町丸太町店です。

第四章「乳白色のハートを壊す」。
■京都駅付近
【JR京都駅西口改札前】

第一章「拝啓 未来様」の冒頭にて登場します。
【京都駅前市バスターミナル】

第一章「拝啓 未来様」に登場。奥に見えるビルは京都中央郵便局です。

第二章「狐の化かんす 前編」。
【日本生命京都ヤサカビル前(塩小路通沿い)】

第一章「拝啓 未来様」の冒頭にて登場。
京都タワーとビル形から日本生命京都ヤサカビル前あたりから東方向を見た図だと思われます。
他のカットと比べるとビルの形など、ややアレンジが多めですね。
【JR京都駅中央口改札】

第八章「星空の下で命を繋ぐ」。
【JR京都駅中央口】

第二章「狐の化かんす 前編」。

第二章「狐の化かんす 前編」。
【Estacion Cafe 京都】

第二章「狐の化かんす 前編」。作中の様にエスカレーターを入れてこの絵にはならないです。

第二章「狐の化かんす 前編」。お店の右手に確かに窓がありましたが、一致はしません。内部も全く一致していませんでした。
【京都タワー】

第八章「星空の下で命を繋ぐ」。これは、合わせて撮るのは無理でしょう。
【コインロッカー】

第二章「狐の化かんす 前編」。このタイプのコインロッカーは探したのですが、ありませんでした。
■伏見稲荷大社
【大鳥居】

第二章「狐の化かんす 前編」。朝8時台に行っても祝日はこの通りの人の量です。
【本殿前の狐像】

第二章「狐の化かんす 前編」。
【千本鳥居】

第二章「狐の化かんす 前編」。ちょっと立ち位置が違ってしまいましたが、人が多すぎてじっくり合わせる時間がありませんでした。

第二章「狐の化かんす 前編」。奥がカーブしていないところで撮りたかったのですが…三脚立ててる外国人がいまして。

第二章「狐の化かんす 前編」。千本鳥居を抜けて奥社奉拝所に抜けたところです。
【おもかる石】

第二章「狐の化かんす 前編」。こんな感じで修学旅行生だらけになっているのをよく見ます。

第二章「狐の化かんす 前編」。人のいない状態でおもかる石をしばらく撮影できたのは運がよかったです。

第二章「狐の化かんす 前編」。石の裏側から。これはうまく一致させられません。

第二章「狐の化かんす 前編」。

第二章「狐の化かんす 前編」。横から。
【奥社奉拝所】

第二章「狐の化かんす 前編」。奥社奉拝所から更に奥に向か入口のところです。
【三ツ辻】

第二章「狐の化かんす 前編」。
【四ツ辻】

第二章「狐の化かんす 前編」。
【眼力社】

第二章「狐の化かんす 前編」。私のカメラではちょっと広角が足りなかったです。
【山頂(一ノ峰・上社神蹟)】

第二章「狐の化かんす 前編」。

第二章「狐の化かんす 前編」。
比較画像は以上です。
2期は終了しましたが、この先も続きそうなので、3期がスタートしたらまた京都に赴いてみたいと思います。
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〈物語〉シリーズ『傷物語』(甲府)【舞台探訪・聖地巡礼】
物語シリーズの中で、一番過去に当たる話となる「傷物語」が、三部作の劇場アニメとして、第一部となる「鉄血編」が平成28年1月に公開されました。
時系列的には、化物語より前の話になるのですが、制作された時期の問題や劇場用アニメということもあってか、本作では、忍野メメが寝床にしている学習塾跡のモデルがこれまで公開されているエピソードのものとは変更されており、山梨文化会館(山梨日日新聞・山梨放送本社)と思しき建造物がモデルになっていました。

日本建築界の巨匠、丹下健三氏の設計した建築物として有名でしたので、以前に写真を撮りに訪問したことがあり、トレーラーで登場した瞬間に山梨文化会館だと思いました。こんな特徴的な建物はそうそうないですし、この圧倒的な存在感と重厚感は丹下建築の中でも最高の傑作だと個人的には思っているのです。
ただ、キャプを取っていざ、現地に訪問して気づいたのですが、作中のこの建物、物理的に存在し得ない形をしていて、カットが再現できないのです。
左上の画像を見ると、上層部分は構造物がなく樹木が見えている状態で、かつ右側部分は建物が半分程度の高さしかありません。ところが、左下の建物を斜めから見た画像を見てみると、樹木が見える様な部分がありません。右の画像2枚に関しても同様です。つまり、作中の様な建造物は立体としては存在し得ないのです。
実際に様々な角度から写真を撮ってみたのですが、いずれの角度でも、作中のカットとぴったり合う形をしておらず、微妙に何かが違うという結果でした。
「南→南東→東→北東→北→北西→西→南西」の順で8方向から並べてみます。


左:南 右:南東


左:東 右:北東


左:北 右:北西


左:西 右:南西
ということで、いずれの角度からも作中の建造物と完全一致はしませんでした。
ただ、細かいパーツに目を向けてみると、やはり、これが山梨文化会館をモデルとしたとしか考えれない部分ばかりです。

赤丸で囲った部分ですが、線の数などが全く同じです。

空撮はできないので、模型との比較ですが、やはり赤丸で囲った突っぱった部分などが一致しています。
また、内部のカットでは、何故か背景に大きな富士山が登場するシーンがあり、山梨の建造物をモデルにしたことを匂わせてきます。そしてそのカット自体も、山梨文化会館をモデルにしたとみて差し支えない程によく似ている場所がありました。

こちらはエントランスの南側の窓ガラスですが、格子のデザインが大変よく似ています。エントランス部分は2階にカフェもあり、一般の人間も自由に出入りできる様になっています。また、丹下建築の写真を撮りに来る方が昔から沢山いるとのことで、写真撮影もOKでした。上述の模型もこちらに展示されています。
なお、静岡県・山梨県出身の人にはすぐ分かるかと思いますが、この富士山は山梨側から見たものではなく、静岡側から見たものです。右側の窪んだ部分は宝永火口と呼ばれる江戸時代の大噴火の跡で、この位置に宝永火口が見えるとなると、富士市辺りから見た富士山ではないかと思います。

その他の内部カットに関しては、見学できる範囲内では似た部分はありませんでした。
山日YBSグループで働いている方に是非、確認して頂きたいものです。
ということで、検証は以上です。これらの状況を総合すると、学習塾跡の廃墟のモデルは山梨文化会館をモデルにしたものと結論付けて問題ないように思います。
ここまで完全には一致しない用に改変しているところを見ると、取材申請などはしていないと思いますが、通常の建造物と違い、著名建築家の作品ということもあって、まったくもってそのままの形状というのは、諸々の権利関係上、好ましくないという判断があったのではないかという風に思ってしまいますね。まして、一瞬背景に登場するという類の場所ではなく、本作のメインの舞台ともいえる場所ですし。

ということで以上です。同じ建物のはずなのに、何故かそれぞれの角度から見たものを合わせても一致しない…設定ミスということはありえないでしょうから、何か意味があるのかもしれません。とりあえず、第三部まで見届けてから、再度検証してみようと思います。
時系列的には、化物語より前の話になるのですが、制作された時期の問題や劇場用アニメということもあってか、本作では、忍野メメが寝床にしている学習塾跡のモデルがこれまで公開されているエピソードのものとは変更されており、山梨文化会館(山梨日日新聞・山梨放送本社)と思しき建造物がモデルになっていました。

日本建築界の巨匠、丹下健三氏の設計した建築物として有名でしたので、以前に写真を撮りに訪問したことがあり、トレーラーで登場した瞬間に山梨文化会館だと思いました。こんな特徴的な建物はそうそうないですし、この圧倒的な存在感と重厚感は丹下建築の中でも最高の傑作だと個人的には思っているのです。
ただ、キャプを取っていざ、現地に訪問して気づいたのですが、作中のこの建物、物理的に存在し得ない形をしていて、カットが再現できないのです。
左上の画像を見ると、上層部分は構造物がなく樹木が見えている状態で、かつ右側部分は建物が半分程度の高さしかありません。ところが、左下の建物を斜めから見た画像を見てみると、樹木が見える様な部分がありません。右の画像2枚に関しても同様です。つまり、作中の様な建造物は立体としては存在し得ないのです。
実際に様々な角度から写真を撮ってみたのですが、いずれの角度でも、作中のカットとぴったり合う形をしておらず、微妙に何かが違うという結果でした。
「南→南東→東→北東→北→北西→西→南西」の順で8方向から並べてみます。


左:南 右:南東


左:東 右:北東


左:北 右:北西


左:西 右:南西
ということで、いずれの角度からも作中の建造物と完全一致はしませんでした。
ただ、細かいパーツに目を向けてみると、やはり、これが山梨文化会館をモデルとしたとしか考えれない部分ばかりです。

赤丸で囲った部分ですが、線の数などが全く同じです。

空撮はできないので、模型との比較ですが、やはり赤丸で囲った突っぱった部分などが一致しています。
また、内部のカットでは、何故か背景に大きな富士山が登場するシーンがあり、山梨の建造物をモデルにしたことを匂わせてきます。そしてそのカット自体も、山梨文化会館をモデルにしたとみて差し支えない程によく似ている場所がありました。

こちらはエントランスの南側の窓ガラスですが、格子のデザインが大変よく似ています。エントランス部分は2階にカフェもあり、一般の人間も自由に出入りできる様になっています。また、丹下建築の写真を撮りに来る方が昔から沢山いるとのことで、写真撮影もOKでした。上述の模型もこちらに展示されています。
なお、静岡県・山梨県出身の人にはすぐ分かるかと思いますが、この富士山は山梨側から見たものではなく、静岡側から見たものです。右側の窪んだ部分は宝永火口と呼ばれる江戸時代の大噴火の跡で、この位置に宝永火口が見えるとなると、富士市辺りから見た富士山ではないかと思います。

その他の内部カットに関しては、見学できる範囲内では似た部分はありませんでした。
山日YBSグループで働いている方に是非、確認して頂きたいものです。
ということで、検証は以上です。これらの状況を総合すると、学習塾跡の廃墟のモデルは山梨文化会館をモデルにしたものと結論付けて問題ないように思います。
ここまで完全には一致しない用に改変しているところを見ると、取材申請などはしていないと思いますが、通常の建造物と違い、著名建築家の作品ということもあって、まったくもってそのままの形状というのは、諸々の権利関係上、好ましくないという判断があったのではないかという風に思ってしまいますね。まして、一瞬背景に登場するという類の場所ではなく、本作のメインの舞台ともいえる場所ですし。

ということで以上です。同じ建物のはずなのに、何故かそれぞれの角度から見たものを合わせても一致しない…設定ミスということはありえないでしょうから、何か意味があるのかもしれません。とりあえず、第三部まで見届けてから、再度検証してみようと思います。
劇場版「聲の形」(大垣・養老・岐阜・長島)【舞台探訪・聖地巡礼】
平成28年9月に京都アニメーションの制作で劇場版アニメ映画が公開された「聲の形」の舞台を訪ねてきました。
原作漫画からのファンなので、別途漫画の舞台に関しても記事を書いてはいますが、こちらの記事では映画版の舞台モデルのみを取り扱います。現状、PVなどでキャプが手に入るものに関してはカットを再現していますが、その他のカットに関しては、当然ながらその場所の何となくの写真でしかありません。また、特定できていない場所が幾つかある他、間違いが含まれている可能性もあるので、ご了承頂ければと思います。また、その場所の性質上、当ブログでは斎場・小学校・将也の家のモデルについては扱いません。

※なお、基本的に作品の本筋に関わる様な記述はしていませんが、PVなどで登場していない場所も含まれており、軽度のネタバレを含む内容になっておりますので、未鑑賞の方はご注意下さい。
それでは比較カットです。分かりやすい様に以下の5つのエリアに分類して紹介します。
①「大垣中心市街地」 ②「大垣郊外」 ③「養老」 ④「岐阜駅周辺」 ⑤「ナガシマスパーランド」
(色分けは記事の一番下にある舞台マップのマーカーのカラーに対応しています。)
①大垣中心市街地
【四季の広場 美登鯉橋】










大垣は美しい水路の街ですが、さすがにここまでキレイな水ではないですね。錦鯉は探せばいるのかも…

この場所は封鎖されており、降りることが出来ない様になっていました。柵を乗り越えて入らない様にして下さい。
写真は美登鯉橋の上から撮影したものです。

一つ上のカットと同じ場所を対岸から見たカットです。美登鯉橋の下になります。

奥にあるのは作中では倉庫の様な建物ですが、現在は取り壊されて民家になっています。

こちらは原作2巻の美しい桜の風景を再現するために2015年の春に撮影したもから流用しました。
春の四季の広場は作中の様に桜が咲き乱れ、本当に美しいです。また、桜の時期に訪れたいです。


右の写真は2014年に私が初めて聲の形の舞台巡りで訪れた際に撮影したものです。上述の橋の南側にある建造物ですが、この時は作中同様に倉庫の様な建物がありました。
【四季の広場 滝の下】



【大垣市総合福祉会館】

原作から登場していますが、手話サークルの会場になっているのは、こちらの建物です。
かなりの頻度で作中に登場しますが、会館内部ですので私は立ち入っていません。見学・撮影・掲載は、許可を求めれば可能なのかもしれませんが、映画化によって現地を訪れる人が増えると想像されるので、それらを求める行為自体が、担当者の方を煩わさせることになるので、外部から眺めるだけにしておくというのが、私の考え方です。なお、結絃と永束くんがいたベランダは、もちろん外部からでも確認できますよ。

これは広角レンズでも使わないと再現できなそうです。
【西外側橋】


水門川に架かる人と自転車のみが渡れる橋です。夜のシーンで登場します。それぞれの写真で右手に見える建物は大垣市役所です。この橋で合ってると思うのですが、違っていたら申し訳ないです。
【OKBストリート】
大垣駅の南口から南に向かって伸びる商店街です。

岐阜バストラベル大垣旅行センターの前あたりです。

ひとつ上のカットと同様の場所を北方向に向かって見ている感じです。

岐阜バストラベル大垣旅行センターの反対側(西側)です。このカットの後、横断歩道を渡って垣旅行センター側に渡ります。
【新大橋】










上記の2枚ですが、橋とその奥にある建造物の位置関係が作中では改変されているので、2枚並べてみました。
橋と建物、両方いっぺんには合わせられません。
【JR大垣駅】



列車内の写真は浜松駅に停車中の新快速で撮影しました。理由は簡単で、入線直後はしばらく誰一人乗ってこないからです。


空いている端っこの車両を選らんだので、奥の方が一致しませんでしたね。
【アクアウォーク大垣】

将也と永束くんがよく使っていた飲食店ですが、アクアウォーク大垣の2階フードコートにある「ファーストキッチン」だと思われます。
すき家の前辺りに同じ色と形状の椅子もありました。施設内部ですので、写真はございません。
【大垣公園】


大垣公園内の遊具です。右は結絃が転がっていた場所です。なお、こちらですが、普段は子供達がたくさん遊んでおりますので、写真撮影をされる場合は十分に注意を払って下さい。この写真は、雨の日の早朝という誰も来ようのないタイミングで撮影しました。
【?】

大垣の何処かにこういう模様の歩道があるのかと思い探しているのですが、こちらは似ているだけで、モデルとは思えません。
このカットに関していうと、モデルがないということもありえる気がします。写真は貴船橋の南側辺りの歩道で撮影したものです。
②大垣郊外
【大垣コロナシネマワールド】


永束くんと将也が一緒に行った映画館です。登場するのは座席やスクリーン入口などの内部ですので、撮影はしていません。

後述しますが、本映画館は聲の形に並々ならぬ力を入れており、私が鑑賞しに行った際には、5つのスクリーンを使用して、1日15回もの上映を行っていました。
【揖斐大橋】

揖斐川にかかる県道31号線沿いの橋です。この川を越えると、大垣ではなく安八町になります。
橋上のカットも歩道が両サイドにあるので回収可能ですが、大変狭い歩道のため、歩行者・自転車の往来を妨げない様にご注意ください。
【杭瀬川】


大垣綾野簡易郵便局の東辺りにある欄干の無い小さな橋です。杭瀬川にはこの様なもぐり橋が幾つか架かっています。
【将也の通学路】


鉄塔と田んぼだけは印象に残っているのですが、さすがに手元に作中の画像がないと位置は特定できません。大垣を走り回ってみたのですが、田園が広がる中に鉄塔が確認できるのは、揖斐大橋から大垣大橋ないし、大安大橋の西側あたりか、杭瀬川流域になるのではないかと思います。なお、大垣ではレンタサイクルが無料で使用できますので、活用されてはいかがでしょうか。
リンク:大垣市ホームページ レンタサイクル「すいとGO!(水都号)」
【大垣市民病院】

こちらもやや駅から距離があるので、レンタサイクルを活用すると便利です。
③養老
【養老鉄道大垣駅】

流れ上、JR大垣駅の真横に駅があるのですが、養老エリアに分類しておきました。西宮さんと将也が養老に向かう際に使用する駅です。
【養老鉄道車内】

市街地を抜けると、田園風景が広がり出して綺麗です。
【養老鉄道養老駅】

駅のホームからたくさんの瓢箪がお出迎え。養老伝説に関係して、養老ではひょうたんが名物となっています。
【養老の滝】

養老駅からはそこそこ歩くことになります。
【養老天命反転地】


荒川修作氏とマドリン・ギンズ氏による構想を実現したというアート空間です。「極限で似るものの家」などが作中で登場していました。750円(おとな)の入館料が必要です。
④岐阜駅周辺
【岐阜駅北口】

佐原・西宮・将也が座っていたベンチです。
【みずほ銀行岐阜支店】


植野さんがチラシを配っていた場所です。みずほ銀行は、本映画に協賛しており、その関係からか、舞台として、こちらが選定されたものと思われます。なお、同シーンは原作では岐阜駅北口の交差点付近になっていました。
⑤ナガシマスパーランド

こちらはここで合ってると思うのですが、訪問時、改修中で再現ができませんでした。奥に見えているのはスチールドラゴンというジェットコースターの基礎の部分ですが、実際よりトラスの数が増えています。

改修中でうまく合わせられませんでしたが、奥に見える赤いジェットコースターの軌道も一致しています。

こちらは、ひとつ前のカットのそのまま後ろ側です。青い構造物は、フリーフォールというアトラクションです。

ピントを外してみましたw

ナガシマスパーランドの名物、世界最大級の木製コースター「ホワイトサイクロン」です。


作中で乗っているジェットコースターもこちらのホワイトサイクロンです。ガタガタ感が堪らなく怖いコースターです。


「大観覧車オーロラ」です。1周15分、撮影時間はたっぷりありますよ。
ナガシマスパーランドは「僕は友達が少ない 」でも“横縞ワンダーランド”として登場していましたね。
比較画像は以上です。
ここからは、舞台のモデル以外で「聲の形」関連のものを見ることができる場所を紹介します。
ただ、舞台地を廻るだけでなく、せっかくなので、観ておいた方がいい場所です。
【大垣市観光協会西美濃観光案内所】

JR大垣駅の1階にある観光案内所です。聲の形が表紙になり、舞台についても取り上げられている観光情報誌「水都旅(すいとりっぷ)のバックナンバーと舞台ガイドが手に入ります。配布部数に限りはあると思いますが、私の訪問した9月19日の時点では残っていました。
【JR大垣駅北口階段】

大垣市都市計画部都市計画課が設置した原作者、大今良時先生デザインのシール看板があります。
【OKBストリート】


大垣駅南口の方へ延びる商店街です。凄い数の聲の形ののぼりがあります。
【奥の細道むすびの地記念館】


現在、原画展・パネル展が行われています(10月16日時点では)。原作2巻の表紙絵の大きなスタンディもあります。
【大垣コロナシネマワールド】

作品中にも登場している映画館です。公開初日は13回、翌日は15回、翌々日は14回というローカルのシネコンとしては信じられない位の回数「聲の形」を上映しています。(写真は公開日翌日の18日のものです)


スタンディやのぼりなど、宣伝物の数も凄まじい数です。併設のボウリング場のレーンの奥の部分も片っ端から聲の形になってました。複製原画の展示もあります(原画展や宣伝物の撮影・掲載は確認したところOKとのことでした。むしろ、どんどん宣伝して下さいとのことだったので、確認せずに撮影して差し支えないと思います。)。また、写真は上げませんが、原作者大今先生のお母さまから公開を祝して贈られたという生花も原画展の脇に置かれています。
本映画館で鑑賞すると、上映前の劇場CMの部分で、大垣市長の出演している大垣が聲の形の舞台であることの宣伝CMも観ることができます。
良い事盛り沢山なので、大垣を訪問された際は、こちらで聲の形を観ることをオススメします。特別な経験になると思いますよ。

私は聲の形をきっかけに大垣を訪れる様になり、今ではすっかり大垣のファンです。山田尚子監督も映画公開の週のマガジン(2016年9月14日発売週刊少年マガジン42号)のインタビューにおいて、“大垣の人や街の美しさを肌で感じられたことは、映画にもすごく活きたと思います。”と語っておられました。
本記事が、少しでも大垣と聲の形の素晴らしさを、読まれた方に感じてもらえるものであったならば、幸甚です。
長文を最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
・2016年10月16日ナガシマスパーランドカット他追加
原作漫画からのファンなので、別途漫画の舞台に関しても記事を書いてはいますが、こちらの記事では映画版の舞台モデルのみを取り扱います。現状、PVなどでキャプが手に入るものに関してはカットを再現していますが、その他のカットに関しては、当然ながらその場所の何となくの写真でしかありません。また、特定できていない場所が幾つかある他、間違いが含まれている可能性もあるので、ご了承頂ければと思います。また、その場所の性質上、当ブログでは斎場・小学校・将也の家のモデルについては扱いません。

※なお、基本的に作品の本筋に関わる様な記述はしていませんが、PVなどで登場していない場所も含まれており、軽度のネタバレを含む内容になっておりますので、未鑑賞の方はご注意下さい。
それでは比較カットです。分かりやすい様に以下の5つのエリアに分類して紹介します。
①「大垣中心市街地」 ②「大垣郊外」 ③「養老」 ④「岐阜駅周辺」 ⑤「ナガシマスパーランド」
(色分けは記事の一番下にある舞台マップのマーカーのカラーに対応しています。)
①大垣中心市街地
【四季の広場 美登鯉橋】










大垣は美しい水路の街ですが、さすがにここまでキレイな水ではないですね。錦鯉は探せばいるのかも…

この場所は封鎖されており、降りることが出来ない様になっていました。柵を乗り越えて入らない様にして下さい。
写真は美登鯉橋の上から撮影したものです。

一つ上のカットと同じ場所を対岸から見たカットです。美登鯉橋の下になります。

奥にあるのは作中では倉庫の様な建物ですが、現在は取り壊されて民家になっています。

こちらは原作2巻の美しい桜の風景を再現するために2015年の春に撮影したもから流用しました。
春の四季の広場は作中の様に桜が咲き乱れ、本当に美しいです。また、桜の時期に訪れたいです。


右の写真は2014年に私が初めて聲の形の舞台巡りで訪れた際に撮影したものです。上述の橋の南側にある建造物ですが、この時は作中同様に倉庫の様な建物がありました。
【四季の広場 滝の下】



【大垣市総合福祉会館】

原作から登場していますが、手話サークルの会場になっているのは、こちらの建物です。
かなりの頻度で作中に登場しますが、会館内部ですので私は立ち入っていません。見学・撮影・掲載は、許可を求めれば可能なのかもしれませんが、映画化によって現地を訪れる人が増えると想像されるので、それらを求める行為自体が、担当者の方を煩わさせることになるので、外部から眺めるだけにしておくというのが、私の考え方です。なお、結絃と永束くんがいたベランダは、もちろん外部からでも確認できますよ。

これは広角レンズでも使わないと再現できなそうです。
【西外側橋】


水門川に架かる人と自転車のみが渡れる橋です。夜のシーンで登場します。それぞれの写真で右手に見える建物は大垣市役所です。この橋で合ってると思うのですが、違っていたら申し訳ないです。
【OKBストリート】
大垣駅の南口から南に向かって伸びる商店街です。

岐阜バストラベル大垣旅行センターの前あたりです。

ひとつ上のカットと同様の場所を北方向に向かって見ている感じです。

岐阜バストラベル大垣旅行センターの反対側(西側)です。このカットの後、横断歩道を渡って垣旅行センター側に渡ります。
【新大橋】










上記の2枚ですが、橋とその奥にある建造物の位置関係が作中では改変されているので、2枚並べてみました。
橋と建物、両方いっぺんには合わせられません。
【JR大垣駅】



列車内の写真は浜松駅に停車中の新快速で撮影しました。理由は簡単で、入線直後はしばらく誰一人乗ってこないからです。


空いている端っこの車両を選らんだので、奥の方が一致しませんでしたね。
【アクアウォーク大垣】

将也と永束くんがよく使っていた飲食店ですが、アクアウォーク大垣の2階フードコートにある「ファーストキッチン」だと思われます。
すき家の前辺りに同じ色と形状の椅子もありました。施設内部ですので、写真はございません。
【大垣公園】


大垣公園内の遊具です。右は結絃が転がっていた場所です。なお、こちらですが、普段は子供達がたくさん遊んでおりますので、写真撮影をされる場合は十分に注意を払って下さい。この写真は、雨の日の早朝という誰も来ようのないタイミングで撮影しました。
【?】

大垣の何処かにこういう模様の歩道があるのかと思い探しているのですが、こちらは似ているだけで、モデルとは思えません。
このカットに関していうと、モデルがないということもありえる気がします。写真は貴船橋の南側辺りの歩道で撮影したものです。
②大垣郊外
【大垣コロナシネマワールド】


永束くんと将也が一緒に行った映画館です。登場するのは座席やスクリーン入口などの内部ですので、撮影はしていません。

後述しますが、本映画館は聲の形に並々ならぬ力を入れており、私が鑑賞しに行った際には、5つのスクリーンを使用して、1日15回もの上映を行っていました。
【揖斐大橋】

揖斐川にかかる県道31号線沿いの橋です。この川を越えると、大垣ではなく安八町になります。
橋上のカットも歩道が両サイドにあるので回収可能ですが、大変狭い歩道のため、歩行者・自転車の往来を妨げない様にご注意ください。
【杭瀬川】


大垣綾野簡易郵便局の東辺りにある欄干の無い小さな橋です。杭瀬川にはこの様なもぐり橋が幾つか架かっています。
【将也の通学路】


鉄塔と田んぼだけは印象に残っているのですが、さすがに手元に作中の画像がないと位置は特定できません。大垣を走り回ってみたのですが、田園が広がる中に鉄塔が確認できるのは、揖斐大橋から大垣大橋ないし、大安大橋の西側あたりか、杭瀬川流域になるのではないかと思います。なお、大垣ではレンタサイクルが無料で使用できますので、活用されてはいかがでしょうか。
リンク:大垣市ホームページ レンタサイクル「すいとGO!(水都号)」
【大垣市民病院】

こちらもやや駅から距離があるので、レンタサイクルを活用すると便利です。
③養老
【養老鉄道大垣駅】

流れ上、JR大垣駅の真横に駅があるのですが、養老エリアに分類しておきました。西宮さんと将也が養老に向かう際に使用する駅です。
【養老鉄道車内】

市街地を抜けると、田園風景が広がり出して綺麗です。
【養老鉄道養老駅】

駅のホームからたくさんの瓢箪がお出迎え。養老伝説に関係して、養老ではひょうたんが名物となっています。
【養老の滝】

養老駅からはそこそこ歩くことになります。
【養老天命反転地】


荒川修作氏とマドリン・ギンズ氏による構想を実現したというアート空間です。「極限で似るものの家」などが作中で登場していました。750円(おとな)の入館料が必要です。
④岐阜駅周辺
【岐阜駅北口】

佐原・西宮・将也が座っていたベンチです。
【みずほ銀行岐阜支店】


植野さんがチラシを配っていた場所です。みずほ銀行は、本映画に協賛しており、その関係からか、舞台として、こちらが選定されたものと思われます。なお、同シーンは原作では岐阜駅北口の交差点付近になっていました。
⑤ナガシマスパーランド

こちらはここで合ってると思うのですが、訪問時、改修中で再現ができませんでした。奥に見えているのはスチールドラゴンというジェットコースターの基礎の部分ですが、実際よりトラスの数が増えています。

改修中でうまく合わせられませんでしたが、奥に見える赤いジェットコースターの軌道も一致しています。

こちらは、ひとつ前のカットのそのまま後ろ側です。青い構造物は、フリーフォールというアトラクションです。

ピントを外してみましたw

ナガシマスパーランドの名物、世界最大級の木製コースター「ホワイトサイクロン」です。


作中で乗っているジェットコースターもこちらのホワイトサイクロンです。ガタガタ感が堪らなく怖いコースターです。


「大観覧車オーロラ」です。1周15分、撮影時間はたっぷりありますよ。
ナガシマスパーランドは「僕は友達が少ない 」でも“横縞ワンダーランド”として登場していましたね。
比較画像は以上です。
ここからは、舞台のモデル以外で「聲の形」関連のものを見ることができる場所を紹介します。
ただ、舞台地を廻るだけでなく、せっかくなので、観ておいた方がいい場所です。
【大垣市観光協会西美濃観光案内所】

JR大垣駅の1階にある観光案内所です。聲の形が表紙になり、舞台についても取り上げられている観光情報誌「水都旅(すいとりっぷ)のバックナンバーと舞台ガイドが手に入ります。配布部数に限りはあると思いますが、私の訪問した9月19日の時点では残っていました。
【JR大垣駅北口階段】

大垣市都市計画部都市計画課が設置した原作者、大今良時先生デザインのシール看板があります。
【OKBストリート】


大垣駅南口の方へ延びる商店街です。凄い数の聲の形ののぼりがあります。
【奥の細道むすびの地記念館】


現在、原画展・パネル展が行われています(10月16日時点では)。原作2巻の表紙絵の大きなスタンディもあります。
【大垣コロナシネマワールド】

作品中にも登場している映画館です。公開初日は13回、翌日は15回、翌々日は14回というローカルのシネコンとしては信じられない位の回数「聲の形」を上映しています。(写真は公開日翌日の18日のものです)


スタンディやのぼりなど、宣伝物の数も凄まじい数です。併設のボウリング場のレーンの奥の部分も片っ端から聲の形になってました。複製原画の展示もあります(原画展や宣伝物の撮影・掲載は確認したところOKとのことでした。むしろ、どんどん宣伝して下さいとのことだったので、確認せずに撮影して差し支えないと思います。)。また、写真は上げませんが、原作者大今先生のお母さまから公開を祝して贈られたという生花も原画展の脇に置かれています。
本映画館で鑑賞すると、上映前の劇場CMの部分で、大垣市長の出演している大垣が聲の形の舞台であることの宣伝CMも観ることができます。
良い事盛り沢山なので、大垣を訪問された際は、こちらで聲の形を観ることをオススメします。特別な経験になると思いますよ。

私は聲の形をきっかけに大垣を訪れる様になり、今ではすっかり大垣のファンです。山田尚子監督も映画公開の週のマガジン(2016年9月14日発売週刊少年マガジン42号)のインタビューにおいて、“大垣の人や街の美しさを肌で感じられたことは、映画にもすごく活きたと思います。”と語っておられました。
本記事が、少しでも大垣と聲の形の素晴らしさを、読まれた方に感じてもらえるものであったならば、幸甚です。
長文を最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
・2016年10月16日ナガシマスパーランドカット他追加