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ゆるキャン△(早川町)【舞台探訪・聖地巡礼】

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『まんがタイムきららフォワード』に連載中の「ゆるキャン△」の舞台を訪ねて来ました。
今回は、リンちゃんが一人でビーノに乗って旅に出た山梨県早川町です。リンが住んでいると思われる身延町とは隣町ではありますが、身延路を外れ、富士川の支流である早川の周辺を町域とする早川町は、山梨県でもっとも西にする自治体にして、面積のほとんどを山林が占めるという秘境であり、女子高生がふらっと行けるような場所ではなかったりします。
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早川町に向かうには県道37号線(南アルプス公園線)という「セルバみのぶ店」なんかもある富士川と早川の合流地点から早川上流に向かって延びる県道で向かうのですが、奈良田という集落より奥にはマイカー規制&冬季閉鎖で進めないため、事実上、それ以外のルートから向かうことができない孤立したエリアになっています。現在、リニア中央新幹線の工事が行われているエリアでもあり、作中の描写のとおり、この県道は工事している場所が大変多く、ダンプカーなんかが頻繁に往来していて、50ccの原付を走らせるには、結構、しんどい道になっていますね。

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さらに、令和元年10月の台風19号の影響で、西山郵便局の北の県道が崩落し、現在、作中にも登場する奈良田地区には車では訪問できない状態になっています。リンちゃんの様に県道37号線の侵入可能な北端「奈良田第一発電所」まで向かわずとも、その手前で、リアルゆるキャン△状態になっています(令和元年11月9日現在)。ただし、徒歩での通行は可能となっており、片道3kmほど歩けば奈良田には行けます。
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というわけで、比較画像は平成31年11月と令和元年11月、2回の訪問時に撮影した写真を使用しています。このエリアはもともと大変紅葉が美しいエリアで、11月上旬の訪問がオススメです。写真は作中には出てこないですが、登場箇所のすぐ近くにある奈良田式住居板茸石起き屋根の古民家です。

なお、早川町が登場するのは、36話「なでしこさんぽとしまりんさんぽ」、37話「カフェとしぐれと一人旅」、38話「静かの湖」の3話になりますが、今回の記事で紹介するのは、早川本流域の平地部分だけです。実際には、さらに雨畑湖と赤沢宿が早川町内での登場箇所になりますが、それはまた別の機会に。それでは比較画像です。

【角瀬発電所前】
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日本軽金属の角瀬発電所の前あたりの交差点。高住という集落の出入口に当たる場所になります。

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キヲツケロヨー

【早川町役場】
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走行中にさりげなく登場するこのシーンは早川町の役場です。2016年3月に竣工したピカピカの庁舎です。道路に出ると危険なので、歩道から撮影したものなので、あまりアングルは合ってませんがご容赦を。

【慶雲館】
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ギネスにも認定されている“世界最古の宿泊施設”、西山温泉慶雲館。作中での世界一古い宿である旨が記載されています。

【湯島の大杉】
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山梨県指定天然記念物、推定樹齢1200年ほどのスギの樹です。作中で「カド街で早川町が特集されていた」といたとと出てきますが、これはおそらく2016年12月17日放送の『出没!アド街ック天国~奥山梨温泉郷~』のことだと思われます。その時にもこの杉が番組に登場しており、それでこのスポットが描かれたのかもしれません。

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本作で多用される、超広角…というか、全天球カメラのようなアングル。パノラマ撮影で無理やり合わせて見ようと思いましたが、ダメでした。杉の前の遊歩道です。

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本スポットは県道37号線沿いにあり、その入口です。

【奈良田湖】
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西山発電所のために建造された西山ダムのダム湖。ここにはもともと奈良田の集落があり、奈良田湖と称されています。周囲の山々の紅葉が非常にきれいです。

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雰囲気のある小島も実際にありますが、位置関係などは微妙にアレンジされているような感じがします。

【奈良田の里 駐車場】
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ダムによる水没した奈良田の集落は、現在は高台に移転しています。本集落には温泉等観光施設があり、その駐車場として利用されている集落入口のスペースです。

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お寺の駐車場…とリンちゃんも云っていますが、それが駐車場奥にある外良寺(ういろうじ)というお寺です。

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車の主が桜さんだと確信するシーン。駐車場から集落に上る道です。

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集落の高台から奈良田湖方面を見渡したカット。例によって広角が足りません。

【古民家カフェ鍵屋】
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桜とリンが入った古民家カフェ“かさや”のモデル『鍵屋』さん。素晴らしい雰囲気でした。店内には37話が収録されている7巻が設置されているほか、作中に登場した旨などがPRされていました。

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リンの頼んだえごまチーズケーキ、珈琲セットで頂きました。雰囲気もいいし、店内から紅葉も見えるし、最高でした。店内もそのまま参考に作画されている感じでしたが、特に撮影の許可等もらっていないので、店内の比較はありません(他のお客さんも何組もおられましたし、そういう場で撮影や掲載の許可をもらう話をすること自体、趣味ではないので)。

【奈良田の里温泉 女帝の湯】
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桜さんが入っていた日帰り温泉施設です。例によって広角が足りませんが、こちらも紅葉が非常にきれいでした。私も入泉しましたが、桜さんが云っていたとおり本当に「少しぬるめ」でした。あfろ先生も実際に浸かられたのだろうなぁ~と感じるワンシーンでした。

【早川ジビエ直売所 YAMATO】
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こちらも桜さんが帰りに寄ったお店です。本記事ではこのお店だけ38話に登場します。早川町ジビエ処理加工施設に隣接しており、鹿肉等を販売するほか、レストランにもなっています。ただし、不定休な上、レストランは予約制なのでご注意を。作中では「やまもと」になっていましたが、実際には「やまと」となっています。

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お店の全体像。完全にそのまんまですね。こちらも店内のカットも一致はしていましたが、許可を得ていないので、比較写真等はありません。というより、私が訪問した際は「出猟中」と掲げられていて、店内の電気はついてはいましたが、営業はしていませんでした。

というわけで、以上が比較カットになります。
順調にいけば、アニメ版では2期に登場することになるかもしれません。実に楽しみですね。
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のんのんびより りぴーと(旧柿ノ木駅)【舞台探訪・聖地巡礼】

2009年より月刊コミックアライブにて連載中の「のんのんびより」のアニメ版第2期『のんのんびより りぴーと』の第1話「一年生になった」に登場した、JR只見線の柿ノ木駅を訪ねました。
といっても、OAの時点ではすでに廃駅になっていたので、柿ノ木駅跡とでもいうのが正しいでしょうか。
それどころか、2015年にはホームも駅舎も撤去され、そこに駅があったという事実さえも、現地を訪れると分からないような状況でした。
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位置でいうとこの辺りに駅舎とホームが存在していたらしいのですが、在りし日の写真と見比べないと、その位置が駅だったことも分かりません。
廃止になったのはいいとして、駅舎やホームまで撤去する必要があったのかな…と素人としては思うのですが、雪深いエリアなので、除雪の問題であるとか、何か理由がある感じなんでしょうか。

以下、比較画像です。
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駅の入口あたりです。

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現状ではここが舞台であったとはっきり分かるのは、この左手の建物だけですね。
こちらは「柿ノ木籾乾燥調製施設」という建物です。

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ホームも駅舎もきれいになくなってます。

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これはアレンジがあって一致しませんが、駅とその脇を走る国道252号線側を撮ると、家屋があるのは駅よりやや踏切側の部分です。

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ホームには入れないので、ホームの反対側の道路から撮影したもの。

1話15
只見線を走っているのは国鉄キハ40系気動車ですが、作中のものは何でしょう。写真は、藪神駅で撮ったもの。
塗装に関しては新潟色と雰囲気は似てますが。

1話19
只見駅方面を撮影したもの。ホームには入れなかったので、写真は踏切から。

1話111話17
ホームがあった場所は草が生い茂っており…という以前に、そもそももはや公的な場所でもない私有地ですので、入ることは許されないでしょう。というわけで、このカットは再現もできなければ、雰囲気だけ合わせることも叶いませんでした。

柿ノ木駅のあった只見線沿線は、紅葉が綺麗なことで有名な場所でもあります。柿ノ木駅周辺も秋めいた雰囲気になっていました。
駅前の民家に大きな柿ノ木があり、ちょうど収穫しているところでした。のんのんびよりの舞台となるにふさわしい、のどかな雰囲気の場所でした。放送からかなり時間が経ってしまいましたが、訪れることができて良かったです。
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プロフィール

スカイDJ

Author:スカイDJ
※2015年春頃までに作成した記事についているMAPがGoogleの何らかの仕様変更で現在閲覧不能になっております。申し訳ございません(_ _)作成者である私自身も地図にアクセスできない状態なのです。

アニメや漫画の舞台を巡って旅する旅行中毒者。B級スポット・離島・神社・水族館なども好物です。

・BTC舞台探訪者コミュニティ関西支部所属
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