ゆるキャン△(小淵沢・入笠山)【舞台探訪・聖地巡礼】
「ゆるキャン△」の短編スピンオフ漫画「サウナとごはんと三輪バイク」の舞台モデルを訪ねて来ました。
本作は、ヤマハ発動機の販促活動として展開されている「サウナとバイクでととのう漫画」のひとつとして2019年3月に掲載されたもので、内容は“トリシティ125”のプロモーションになっています。この書下ろしのスペシャルエピソードは、単行本では10巻に収録され、アニメ化もされたものが「へやキャン△」のDVD&ブルーレイの特典映像となっています。

・ヤマハ発動機株式会社「サウナとバイクでととのう漫画」公式HP
基本的にはアニメ版の舞台も、漫画と同様になっているので、本記事では漫画版の舞台について記載しています。
それでは現地との比較画像です。時系列で並べると、ちょっと遠回りのルートになってしまうので、訪問の参考用に東から順に並べています。
【ひまわり市場】
住所:山梨県北杜市大泉町谷戸2008
電話番号:0551-38-4744

リンがキャンプ用の買い出しに立ち寄るのが、八ヶ岳南麓にあるスーパーマーケット「ひまわり市場」です。テレビ朝日の「激レアさんを連れてきた。」でも社長が登場した、ちょっと変わったスーパーとして有名です。お店の外観はそのままですが、あfろ先生が多様する超広角カット…というか全天球カメラで作画参考用の記録写真を撮った様なカットなので、普通のカメラでは再現できません。写真は、パノラマ撮影機能で撮影したものです。スーパーの様な業態のお店において、店内で写真撮影することは非常識だと思いますので、内部の写真はありません。ただ店内もしっかりとモデルになっていますし、品ぞろえやPOPなど、色々と面白いので、是非、お買い物してみて下さい。
【高岡和食処】
住所:山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3332−17
電話番号:0551-36-5035

ご飯を食べに立ち寄ったお店がこちらです。外観のそのまんまで、作中の店名もそのままです。

天ぷら定食は、竹が1000円(税別)、松が1500円(税別)でした。写真は竹です。

リンちゃんが座っていたのは、入口入って右手の奥の席です。店内の写真は、昼の営業の閉店間際(14時30分)に、お客さんが私のみとなったので、お店の方にお声がけして撮影させて頂いたものです。

窓際には水槽があって、大きな金魚が飼われていました。作中では冬だったので、扇風機はありませんでしたね。

写真では車で隠れていて見えませんが、実際に窓の奥には隣の家の屋根が見えていました。

店内のレイアウトから、掲示物に至るまで、実際のものそのままでした。

販促漫画だけあって、ちょこちょこ入ってくるトリシティのPR。お店の前の未舗装の駐車スペースです。


なお、お店の入口には、あfろ先生のイラスト入りサイン色紙や「へやキャン△」のポスターなどが掲示されていて、交流ノートも設置されていました。
【延命の湯】
住所:山梨県北杜市小淵沢町2968−1
電話番号:0551-36-6111

寒さで顔が固まったリンが入った温泉は、「スパティオ小淵沢」というレストランや体験施設等のある複合観光施設の一角にあります。内部の写真は勿論ありませんが、きちんと参考に作画されています。サウナは新型コロナの影響で休止していましたが、訪問時には、入口に7月3日から再開したと掲示されていました。
【入笠山】

リンが今回のキャンプ地に選んだ場所は、南アルプスこと赤石山脈の一番北側に位置するのが入笠山にあります。“にゅうかさやま”と読みます。入笠山に至るまでの道路も作中に登場し、実在の風景を参考に作画されていました。こちらはJA信州諏訪富士見町中央支所西山営業所の少し西側のあたりです。

入笠山に徐々に上り始めるあたりの道路です。「青木の森」という別荘地へ行く道路と、入笠山への道の分岐点あたりかと思われます。右奥に見えているは、道路の青看板の裏側になります。

ひとつ前のカットの近くです。入笠山に登る道路は、つづら折りになっていますが、ガードレールがあるのは、上り始めてすぐなので、この辺りと推察されます。このヘアピン気味の道路の描写、こんな感じで本作では他にも使われていますよね。

正式名称は不明ですが、Googleマップや幾つかのサイトでは「八ヶ岳ビューポイント」として紹介されている、入笠山山頂の東側を走る道路上にある展望台的なスペースです。いわゆる扉絵的な扱いで登場しています。作中ではベンチがないので、こことは言い切れませんが、バイクが走れて八ヶ岳が綺麗に見渡せる場所はここしかないと思うので、恐らくここをモデルにしているのではと思います。なお、ここまでの4カットは、入笠山の東側にあたり、長野県富士見町に位置します。

入笠牧場のあたりの広いスペースです。この写真の後ろ側には、牛がいる牧場です。なお、実は入笠山の山頂より西側は、長野県伊那市にあたり、牧場やキャンプ場がある場所は伊那市です。


リンがキャンプしていた場所は、「山小屋 農協ハウス」というところで、この付近にありますが、宿泊していないので、比較画像はありません。手書き風?の看板が設置されていましたが、正式名称や料金体系などはよく分かりませんでした。

なお、訪問時の注意ですが、入笠山はマイカー規制が行われていて、朝8時から午後3時までの間は、途中までしか車で上がることができません。そのため、今回は午後3時になるのを待って、入笠山に入りました。具体的に言うと、八ヶ岳ビューポイントと入笠牧場、JAハウスは、途中の駐車場に車を置いて徒歩で歩くのは、かなり厳しいです。
15時を回ってから登ると、すぐに夕方になってはしまいますが、自然あふれる美しい高原ですので、是非、山頂近くまで上がってみることを、オススメします。

作品と関係ないですが、訪問時に撮影した「ウラギンヒョウモン」「ミドリヒョウモン」「スジボソヤマキチョウ」がアザミで同時に吸蜜する様子です。ヒョウモンチョウの仲間が乱舞する美しい高原でした。ゆるキャン△はいつも、知らなかった素晴らしい場所に自分を引き合わせてくれる、素晴らしい作品です。
本作は、ヤマハ発動機の販促活動として展開されている「サウナとバイクでととのう漫画」のひとつとして2019年3月に掲載されたもので、内容は“トリシティ125”のプロモーションになっています。この書下ろしのスペシャルエピソードは、単行本では10巻に収録され、アニメ化もされたものが「へやキャン△」のDVD&ブルーレイの特典映像となっています。

・ヤマハ発動機株式会社「サウナとバイクでととのう漫画」公式HP
基本的にはアニメ版の舞台も、漫画と同様になっているので、本記事では漫画版の舞台について記載しています。
それでは現地との比較画像です。時系列で並べると、ちょっと遠回りのルートになってしまうので、訪問の参考用に東から順に並べています。
【ひまわり市場】
住所:山梨県北杜市大泉町谷戸2008
電話番号:0551-38-4744

リンがキャンプ用の買い出しに立ち寄るのが、八ヶ岳南麓にあるスーパーマーケット「ひまわり市場」です。テレビ朝日の「激レアさんを連れてきた。」でも社長が登場した、ちょっと変わったスーパーとして有名です。お店の外観はそのままですが、あfろ先生が多様する超広角カット…というか全天球カメラで作画参考用の記録写真を撮った様なカットなので、普通のカメラでは再現できません。写真は、パノラマ撮影機能で撮影したものです。スーパーの様な業態のお店において、店内で写真撮影することは非常識だと思いますので、内部の写真はありません。ただ店内もしっかりとモデルになっていますし、品ぞろえやPOPなど、色々と面白いので、是非、お買い物してみて下さい。
【高岡和食処】
住所:山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3332−17
電話番号:0551-36-5035

ご飯を食べに立ち寄ったお店がこちらです。外観のそのまんまで、作中の店名もそのままです。

天ぷら定食は、竹が1000円(税別)、松が1500円(税別)でした。写真は竹です。

リンちゃんが座っていたのは、入口入って右手の奥の席です。店内の写真は、昼の営業の閉店間際(14時30分)に、お客さんが私のみとなったので、お店の方にお声がけして撮影させて頂いたものです。

窓際には水槽があって、大きな金魚が飼われていました。作中では冬だったので、扇風機はありませんでしたね。

写真では車で隠れていて見えませんが、実際に窓の奥には隣の家の屋根が見えていました。

店内のレイアウトから、掲示物に至るまで、実際のものそのままでした。

販促漫画だけあって、ちょこちょこ入ってくるトリシティのPR。お店の前の未舗装の駐車スペースです。


なお、お店の入口には、あfろ先生のイラスト入りサイン色紙や「へやキャン△」のポスターなどが掲示されていて、交流ノートも設置されていました。
【延命の湯】
住所:山梨県北杜市小淵沢町2968−1
電話番号:0551-36-6111

寒さで顔が固まったリンが入った温泉は、「スパティオ小淵沢」というレストランや体験施設等のある複合観光施設の一角にあります。内部の写真は勿論ありませんが、きちんと参考に作画されています。サウナは新型コロナの影響で休止していましたが、訪問時には、入口に7月3日から再開したと掲示されていました。
【入笠山】

リンが今回のキャンプ地に選んだ場所は、南アルプスこと赤石山脈の一番北側に位置するのが入笠山にあります。“にゅうかさやま”と読みます。入笠山に至るまでの道路も作中に登場し、実在の風景を参考に作画されていました。こちらはJA信州諏訪富士見町中央支所西山営業所の少し西側のあたりです。

入笠山に徐々に上り始めるあたりの道路です。「青木の森」という別荘地へ行く道路と、入笠山への道の分岐点あたりかと思われます。右奥に見えているは、道路の青看板の裏側になります。

ひとつ前のカットの近くです。入笠山に登る道路は、つづら折りになっていますが、ガードレールがあるのは、上り始めてすぐなので、この辺りと推察されます。このヘアピン気味の道路の描写、こんな感じで本作では他にも使われていますよね。

正式名称は不明ですが、Googleマップや幾つかのサイトでは「八ヶ岳ビューポイント」として紹介されている、入笠山山頂の東側を走る道路上にある展望台的なスペースです。いわゆる扉絵的な扱いで登場しています。作中ではベンチがないので、こことは言い切れませんが、バイクが走れて八ヶ岳が綺麗に見渡せる場所はここしかないと思うので、恐らくここをモデルにしているのではと思います。なお、ここまでの4カットは、入笠山の東側にあたり、長野県富士見町に位置します。

入笠牧場のあたりの広いスペースです。この写真の後ろ側には、牛がいる牧場です。なお、実は入笠山の山頂より西側は、長野県伊那市にあたり、牧場やキャンプ場がある場所は伊那市です。


リンがキャンプしていた場所は、「山小屋 農協ハウス」というところで、この付近にありますが、宿泊していないので、比較画像はありません。手書き風?の看板が設置されていましたが、正式名称や料金体系などはよく分かりませんでした。

なお、訪問時の注意ですが、入笠山はマイカー規制が行われていて、朝8時から午後3時までの間は、途中までしか車で上がることができません。そのため、今回は午後3時になるのを待って、入笠山に入りました。具体的に言うと、八ヶ岳ビューポイントと入笠牧場、JAハウスは、途中の駐車場に車を置いて徒歩で歩くのは、かなり厳しいです。
15時を回ってから登ると、すぐに夕方になってはしまいますが、自然あふれる美しい高原ですので、是非、山頂近くまで上がってみることを、オススメします。

作品と関係ないですが、訪問時に撮影した「ウラギンヒョウモン」「ミドリヒョウモン」「スジボソヤマキチョウ」がアザミで同時に吸蜜する様子です。ヒョウモンチョウの仲間が乱舞する美しい高原でした。ゆるキャン△はいつも、知らなかった素晴らしい場所に自分を引き合わせてくれる、素晴らしい作品です。
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スーパーカブ(アニメPV第1弾)【舞台探訪・聖地巡礼】
=関連記事=
■漫画版
スーパーカブ(北杜市・韮崎市・甲府市・中央市)【舞台探訪・聖地巡礼】
スーパーカブ(山中湖村)【舞台探訪・聖地巡礼】
スーパーカブ(御殿場市)【舞台探訪・聖地巡礼】
スーパーカブ(箱根)【舞台探訪・聖地巡礼】
■アニメ版
スーパーカブ(アニメPV第1弾)【舞台探訪・聖地巡礼】
スーパーカブ(小山町)【舞台探訪・聖地巡礼】
トネ・コーケン先生の小説『スーパーカブ』は、2017年12月から「コミックNewtype」において蟹丹先生作画による漫画版が連載されています。さらにアニメ化されることも決定し、2020年5月にはプロモーションビデオ第一弾が公開されました。
今回は、このPV第一弾に登場した山梨県北杜市の舞台モデルを訪問してきました。なお、主人公小熊の自宅や最寄り駅である日野春駅、学校のモデルなどは、漫画版でも舞台となっていて、現在公開されているカットを見る限りでは、アニメは漫画版の舞台設定に準拠しているように思われます。漫画版に関しては、別途比較記事をアップしてあるので、最上部=関連記事=のリンクからご確認下さい。
それでは比較画像です。登場順に紹介します。
【日野春駅】
PVの一番最初に出てくる駅です。なお、漫画版の第1話も日野春駅の描写からスタートしています。小熊の自宅はこの駅の近くにあり、最寄りの鉄道駅ということになります。といっても原付に乗るお話なので、電車に乗るシーンとか全然出てこないんですけどね…。作品の舞台がどういった場所にあるのかというのを説明するためのカットというところなのだと思います。

1番線・2番線のホームを改札側の通路から撮影したものです。

跨線橋から下り方面を見下ろしたカットです。

改札前の通路からホーム側を見たものですが、位置的にも前に金網があることからもちょっときれいに一致させるのは難しいです。
本作のメインたる舞台は、北杜市の中でも、合併前の武川村のエリアとなります。日野春駅と小熊の自宅は旧武川村ではなく、旧長坂町に所在していますが、そこから高校のある武川地区に向かうという感じですね。
【小熊の自宅】

本作(少なくとも漫画版では)では、日野春駅と武川地区を結び、武川地区の中心部を横貫する県道612号線沿いに、多くの舞台モデルがあります。小熊の自宅もまさに県道612号線沿いにあり、日野春駅から直線距離で200m程東にある集合住宅がモデルです。

自宅から出てきて、県道612号線を武川地区方面を向いたカットです。

漫画版では2話から登場する小熊の自宅ですが、漫画よりアニメ版の方が実際のアパートの形をきちんと描いているように見えます。漫画版では2階建ての質素なアパートになっています。
【牧原交差点】

既述の県道612号線と、中央道とほぼ並走し、山梨県を縦貫する国道20号線の交差点が牧原です。小熊の自宅と高校のちょうど真ん中あたりにあり、小熊の通学路上では最大の交差点ということになります。こちらは交差点の南東側の信号で、20Tという表記も一致しています。

俯瞰カットなので合いませんが、位置的には交差点の西側から東側を見たもになります。
【北杜市立武川中学校】

小熊らの通う高校のモデルは、実際には中学校です。旧武川村のエリアには高校がありませんので、中学校をモデルにしたということなのかもしれません。普通の中学校なので、通常だとこの段階で公開するかどうか迷うところですが、漫画版16話で「武川祭」と学校の入口に掲げられているカットも登場していて、あえて非公開にする意味合いは薄いと判断し、公開しています。こちらは校舎から県道612号線側を見下ろしたカットなので、再現はできませんが、フェンスや田んぼの様子からも、しっかりとモデルとして描かれていることが分かります。

バスケットゴールや視力検査のランドルト環みたいなものも、校庭のフェンスにしっかりある。

学校の駐輪場です。スーパーカブが主軸の作品ですので、当然駐輪場が多く登場することになります。敷地外から撮影しているため、一致はしませんが、奥にあるグランドの照明や部室の様な建物が作中にも描かれていることが分かります。

一応、作中とは反対方向からの撮影ですが、こちらも上げておきます。
ということで以上です。本放送が楽しみですね。本作のHPを見ると、『原作:トネ・コーケン/イラスト:博(角川スニーカー文庫 刊)』とあって、漫画版については触れられていません。しかし、登場する舞台は漫画版を踏襲していますし、小熊のキャラクターデザインを見ると、原作イラストの小熊よりも漫画版小熊の顔の方に近い感じを受けるのですが…。漫画版を追いかけていた身からすると、舞台モデルがどうなるか、とても気になるところです。
マップを制作してあるので、訪問の参考にして下さい。漫画版は青色、アニメ版は赤色でプロットしてあります。
■漫画版
スーパーカブ(北杜市・韮崎市・甲府市・中央市)【舞台探訪・聖地巡礼】
スーパーカブ(山中湖村)【舞台探訪・聖地巡礼】
スーパーカブ(御殿場市)【舞台探訪・聖地巡礼】
スーパーカブ(箱根)【舞台探訪・聖地巡礼】
■アニメ版
スーパーカブ(アニメPV第1弾)【舞台探訪・聖地巡礼】
スーパーカブ(小山町)【舞台探訪・聖地巡礼】
トネ・コーケン先生の小説『スーパーカブ』は、2017年12月から「コミックNewtype」において蟹丹先生作画による漫画版が連載されています。さらにアニメ化されることも決定し、2020年5月にはプロモーションビデオ第一弾が公開されました。
今回は、このPV第一弾に登場した山梨県北杜市の舞台モデルを訪問してきました。なお、主人公小熊の自宅や最寄り駅である日野春駅、学校のモデルなどは、漫画版でも舞台となっていて、現在公開されているカットを見る限りでは、アニメは漫画版の舞台設定に準拠しているように思われます。漫画版に関しては、別途比較記事をアップしてあるので、最上部=関連記事=のリンクからご確認下さい。
それでは比較画像です。登場順に紹介します。
【日野春駅】
PVの一番最初に出てくる駅です。なお、漫画版の第1話も日野春駅の描写からスタートしています。小熊の自宅はこの駅の近くにあり、最寄りの鉄道駅ということになります。といっても原付に乗るお話なので、電車に乗るシーンとか全然出てこないんですけどね…。作品の舞台がどういった場所にあるのかというのを説明するためのカットというところなのだと思います。

1番線・2番線のホームを改札側の通路から撮影したものです。

跨線橋から下り方面を見下ろしたカットです。

改札前の通路からホーム側を見たものですが、位置的にも前に金網があることからもちょっときれいに一致させるのは難しいです。
本作のメインたる舞台は、北杜市の中でも、合併前の武川村のエリアとなります。日野春駅と小熊の自宅は旧武川村ではなく、旧長坂町に所在していますが、そこから高校のある武川地区に向かうという感じですね。
【小熊の自宅】

本作(少なくとも漫画版では)では、日野春駅と武川地区を結び、武川地区の中心部を横貫する県道612号線沿いに、多くの舞台モデルがあります。小熊の自宅もまさに県道612号線沿いにあり、日野春駅から直線距離で200m程東にある集合住宅がモデルです。

自宅から出てきて、県道612号線を武川地区方面を向いたカットです。

漫画版では2話から登場する小熊の自宅ですが、漫画よりアニメ版の方が実際のアパートの形をきちんと描いているように見えます。漫画版では2階建ての質素なアパートになっています。
【牧原交差点】

既述の県道612号線と、中央道とほぼ並走し、山梨県を縦貫する国道20号線の交差点が牧原です。小熊の自宅と高校のちょうど真ん中あたりにあり、小熊の通学路上では最大の交差点ということになります。こちらは交差点の南東側の信号で、20Tという表記も一致しています。

俯瞰カットなので合いませんが、位置的には交差点の西側から東側を見たもになります。
【北杜市立武川中学校】

小熊らの通う高校のモデルは、実際には中学校です。旧武川村のエリアには高校がありませんので、中学校をモデルにしたということなのかもしれません。普通の中学校なので、通常だとこの段階で公開するかどうか迷うところですが、漫画版16話で「武川祭」と学校の入口に掲げられているカットも登場していて、あえて非公開にする意味合いは薄いと判断し、公開しています。こちらは校舎から県道612号線側を見下ろしたカットなので、再現はできませんが、フェンスや田んぼの様子からも、しっかりとモデルとして描かれていることが分かります。

バスケットゴールや視力検査のランドルト環みたいなものも、校庭のフェンスにしっかりある。

学校の駐輪場です。スーパーカブが主軸の作品ですので、当然駐輪場が多く登場することになります。敷地外から撮影しているため、一致はしませんが、奥にあるグランドの照明や部室の様な建物が作中にも描かれていることが分かります。

一応、作中とは反対方向からの撮影ですが、こちらも上げておきます。
ということで以上です。本放送が楽しみですね。本作のHPを見ると、『原作:トネ・コーケン/イラスト:博(角川スニーカー文庫 刊)』とあって、漫画版については触れられていません。しかし、登場する舞台は漫画版を踏襲していますし、小熊のキャラクターデザインを見ると、原作イラストの小熊よりも漫画版小熊の顔の方に近い感じを受けるのですが…。漫画版を追いかけていた身からすると、舞台モデルがどうなるか、とても気になるところです。
マップを制作してあるので、訪問の参考にして下さい。漫画版は青色、アニメ版は赤色でプロットしてあります。