幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-(沼津市)【聖地巡礼・舞台探訪】
『ラブライブ!サンシャイン!!』の公式スピンオフで、2023年7月から放送が始まるアニメ『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』の舞台モデルであるヌマヅこと静岡県沼津市を訪ねてきました。

アニメで初めて具体的なヌマヅのまちが描かれたのは、6月4日に公開された第2弾予告PV。
明らかに実在の沼津の風景をモデルにしているものも含まれていたので、その場所を訪ねて記したのが本記事となります。
ファンタジーな世界に改変されているので、現状、ここがそうなのかな…程度のものも含まれるので、ご注意下さい。
また、今回はイラストシリーズと漫画版は一切気にせず、アニメ版で現状、舞台であると思われるものを巡っています。
場所は北のものから記載しています。
【JR沼津駅】

ホームにある駅名標です。一応、JR東海のカラーであるオレンジっぽい色が使用されています。文字数を見ると、ちゃんと前の駅が片浜(かたはま)、次の駅が三島(みしま)となっているようですね。進行方向を示す矢印が両方向なので、トカイとヌマヅを繋ぐ列車は、上下線がひとつの乗り場に着くんでしょうか。

沼津駅南口です。なんとなく、面影があるようにも思えてきます。

タクシー乗り場前や公園等にもこうした案内看板があるので、モデルがあるのかは分かりませんが、ヌマヅ駅の周辺のどこかに設置されている設定ということだけは確かでしょう。ヌマヅのマップを見ると、ほぼほぼ今の沼津市と同じような感じですが、1974年に廃止された国鉄沼津港線(通称:蛇松線)らしき軌道が描かれているのが興味深いですね。

そして、これが地図に描かれていると思われる鉄道路線。架線は見当たりませんが、路面電車?ということでいいんでしょうか。作中のマップでは、JR線と並行して東方面に走り、ぐるっとしてから南に向かうように描かれているのですが、なぜか路面電車自体は駅舎と直角に進んでいるので、駅前から真南に走っていて矛盾しています。もしかしたらこれとは別途、鉄道があるのかもですね。なお、列車の外観は沼津駅~ 沼津港間で運行されているEVバスによく似ています(残念ながら故障のため2023年3月23日から運休中です)。

これははっきりと、沼津駅南口がモデルだと言い切れるカットです。『ラブライブ!サンシャイン!!』でも登場した沼津機関区の碑をモデルにしたらしきオブジェが描かれています。
【沼津仲見世商店街(旧マルサン書店仲見世店付近)】

アーケードのような構造物が見てとれるので、仲見世商店街のどこかをモデルにしているとみられますが、なんとなく2022年5月31日に閉店したマルサン書店仲見世店の辺りに該当しそうです。植え込みもありますし。
【中央公園】

ここは現状では参考までかなと思っていますが、公衆トイレの外観が、作中の建物によく似ていているので、ここをモデルにしたのではないかなーと睨んでいます。
【御成橋】

『ラブライブ!サンシャイン!!』でもお馴染みの狩野川に架かる橋で、津島善子…もといヨハネの住んでいる住居のモデルとなったマンションの目の前にあります。こんなデザインの下路アーチ橋は市街では御成橋位なので、モデルとみてほぼ間違いないと思いますが、柱のようなものも描かれていて、それはあゆみ橋の吊り橋の塔みたいにも見えますね。
【香貫山】

写真は山頂付近にある展望台から撮影したものです。概ね一致していますが、現実世界でいうところの黒瀬橋が作中では見えていたりとか、微妙に高さが違うような感じもします。まあ、そもそも色々といじられているファンタジー世界なので、とりあえずは香貫山に行けば、この景色っぽいものは楽しめます。
【富士山】

沼津市内から撮影すれば、概ね一致するような場所はいくらかあるはずです。写真は香貫山の展望所に登ったついでに撮影したものですが、撮影位置の標高が高すぎますね。作中のものはもっと下から見上げた感じです。
【内浦周辺?】

これは他のアングルなどが今後出てこないと分からない案件ですね。写真は三の浦総合案内所前から撮ったものです。三津浜だと人工物が手前に入ってしまいますが、作中ではこういう自然に置き換えられてもおかしくないですし、現状、沼津市の南の方の海のどこかだろう…程度の感じかと。
というわけで、PV第2弾に登場の場所はこんなところです。連載イラストの位置をヒントに考えれば、ほかにもここじゃないの?というものはあるかもしれませんが。これは違うようとか、ここじゃないの?というのがあったらご指摘下さい。

アニメで初めて具体的なヌマヅのまちが描かれたのは、6月4日に公開された第2弾予告PV。
明らかに実在の沼津の風景をモデルにしているものも含まれていたので、その場所を訪ねて記したのが本記事となります。
ファンタジーな世界に改変されているので、現状、ここがそうなのかな…程度のものも含まれるので、ご注意下さい。
また、今回はイラストシリーズと漫画版は一切気にせず、アニメ版で現状、舞台であると思われるものを巡っています。
場所は北のものから記載しています。
【JR沼津駅】

ホームにある駅名標です。一応、JR東海のカラーであるオレンジっぽい色が使用されています。文字数を見ると、ちゃんと前の駅が片浜(かたはま)、次の駅が三島(みしま)となっているようですね。進行方向を示す矢印が両方向なので、トカイとヌマヅを繋ぐ列車は、上下線がひとつの乗り場に着くんでしょうか。

沼津駅南口です。なんとなく、面影があるようにも思えてきます。

タクシー乗り場前や公園等にもこうした案内看板があるので、モデルがあるのかは分かりませんが、ヌマヅ駅の周辺のどこかに設置されている設定ということだけは確かでしょう。ヌマヅのマップを見ると、ほぼほぼ今の沼津市と同じような感じですが、1974年に廃止された国鉄沼津港線(通称:蛇松線)らしき軌道が描かれているのが興味深いですね。

そして、これが地図に描かれていると思われる鉄道路線。架線は見当たりませんが、路面電車?ということでいいんでしょうか。作中のマップでは、JR線と並行して東方面に走り、ぐるっとしてから南に向かうように描かれているのですが、なぜか路面電車自体は駅舎と直角に進んでいるので、駅前から真南に走っていて矛盾しています。もしかしたらこれとは別途、鉄道があるのかもですね。なお、列車の外観は沼津駅~ 沼津港間で運行されているEVバスによく似ています(残念ながら故障のため2023年3月23日から運休中です)。

これははっきりと、沼津駅南口がモデルだと言い切れるカットです。『ラブライブ!サンシャイン!!』でも登場した沼津機関区の碑をモデルにしたらしきオブジェが描かれています。
【沼津仲見世商店街(旧マルサン書店仲見世店付近)】

アーケードのような構造物が見てとれるので、仲見世商店街のどこかをモデルにしているとみられますが、なんとなく2022年5月31日に閉店したマルサン書店仲見世店の辺りに該当しそうです。植え込みもありますし。
【中央公園】

ここは現状では参考までかなと思っていますが、公衆トイレの外観が、作中の建物によく似ていているので、ここをモデルにしたのではないかなーと睨んでいます。
【御成橋】

『ラブライブ!サンシャイン!!』でもお馴染みの狩野川に架かる橋で、津島善子…もといヨハネの住んでいる住居のモデルとなったマンションの目の前にあります。こんなデザインの下路アーチ橋は市街では御成橋位なので、モデルとみてほぼ間違いないと思いますが、柱のようなものも描かれていて、それはあゆみ橋の吊り橋の塔みたいにも見えますね。
【香貫山】

写真は山頂付近にある展望台から撮影したものです。概ね一致していますが、現実世界でいうところの黒瀬橋が作中では見えていたりとか、微妙に高さが違うような感じもします。まあ、そもそも色々といじられているファンタジー世界なので、とりあえずは香貫山に行けば、この景色っぽいものは楽しめます。
【富士山】

沼津市内から撮影すれば、概ね一致するような場所はいくらかあるはずです。写真は香貫山の展望所に登ったついでに撮影したものですが、撮影位置の標高が高すぎますね。作中のものはもっと下から見上げた感じです。
【内浦周辺?】

これは他のアングルなどが今後出てこないと分からない案件ですね。写真は三の浦総合案内所前から撮ったものです。三津浜だと人工物が手前に入ってしまいますが、作中ではこういう自然に置き換えられてもおかしくないですし、現状、沼津市の南の方の海のどこかだろう…程度の感じかと。
というわけで、PV第2弾に登場の場所はこんなところです。連載イラストの位置をヒントに考えれば、ほかにもここじゃないの?というものはあるかもしれませんが。これは違うようとか、ここじゃないの?というのがあったらご指摘下さい。
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夢見る男子は現実主義者(浜松市)【聖地巡礼・舞台探訪】
2023年夏放送のアニメ『夢見る男子は現実主義者』の舞台モデルとなっている静岡県浜松市を訪問して来ました。
といっても、訪問時はまだアニメ放送は始まっておらず、PVが2本公開されているだけの状態でしたので、本放送の内容ではなく、PVに描かれている場所と、モデルになったと明らかにされている場所などを巡ったものです。

本作は、おけまる先生によるライトノベルが原作で、HJ文庫から小説が刊行。2021年には漫画化され、今回、2023年夏からアニメが放送されることになりました。
浜松市によると、原作は特定の地域がモデルになっているわけではないそうですが、アニメ化に際して浜松市が舞台になることになったとのことでした。その辺りは、2022年11月の浜松市の市長定例記者会見で発表されていて、浜松市のHP(2分30秒辺りからです)でも確認できます。自治体の公式チャンネルが発信した広報用動画で、高度の公共性があり、引用は許容範囲と考えるので説明のため動画から画像を引用します。

引用:YouTube はままつ動画チャンネル「2022年11月 浜松市長定例記者会見」より
浜松市担当者からの説明によれば、アニメの製作(制作?)スタッフ側から浜松市に問い合わせがあり、市内のロケーションを気に入ってもらい、アニメ化に際して舞台になることになったそうです。フィルムコミッションがスタッフに同行して市内を案内したそうですが、その際、弁天島海浜公園やアクト通りを訪れたことが明らかにされています。ただし、市の方は、訪れたどの場所が実際にアニメに描かれるのは、少なくともこの時点では、把握していないと回答していました。
同じに日に発表された浜松市のプレスリリースでは、主人公らの通う学校のモデルが浜松市立高校であることが明かされていますが、6月4日時点では、2本発表されているPVで確認できる具体的な舞台モデルは、アクト通り位という状況となっています。
というわけで、比較画像です。
【アクト通り】

PV第1弾および第2弾より。 静岡県で最も高い建造物であり、浜松市を代表するランドマークである「浜松アクトシティ」から北に延びる通りです。描写を見ると主人公・佐城渉やヒロイン・夏川愛華らが通う高校への通学路のモデルになっているようです。前述した通り、学校のモデルは浜松市立高校ですが、実際の市高生らが距離や立地的にこの通りを歩く可能性は低いでしょう。
また、こちらのモデルになったのは国道152号線の少し北辺りと思われますが、周囲の建造物や竹槍のような特徴的な白いオブジェ(管楽器をイメージしているんでしょうか?)と街路樹の位置関係など、細かい部分はあまり一致しません。あくまで、作画の際に参考にしたといったような描き方ですね。

浜松市とのコラボビジュアルより。こちらは弁天島海浜公園に設置されているパネルなどに描かれている同じくアクト通りですが、PVとは少し描き方が異なっています。奥に見える建造物をみると、確かにモデルになっているらしいことがわかりますが、これはアクト通りの北端の向こう側にあるマンションと店舗兼住宅で、上述の国道152号線の少し北辺りからだと、左側の建物は見えません。写真は、アクト通りを一番北のエリアまで行って撮影したものですが、そのエリアでは竹槍のようなオブジェは設置されていません。

PV第1弾および第2弾より。白い竹を斜めに切ったようなオブジェをみるに、ここがアクト通りであろうことは疑いがないのですが、やはり周囲の建造物は探してみたのですが、それらしきものはありませんでした。1枚目の比較画像では、左手の建物などは、この建物だよな…という感じの描き方はしていますが、かなり改変されています。
あくまでアクト通りをイメージしたカットといった形で、実際の浜松市の風景を精緻に描こうとしているといった感じではないように見受けられます。少なくともアクト通りの描写を観る限りは。
【浜松市立高校】

浜松市が設置した男女共学の高等学校です。女子高として設立され2004年度までは女子高でした。2022年11月29日に浜松市から発表されたリリースで、この学校が主人公らの通う高校のデザインのモデルになったと明らかにされています。
何風の建築というのかよく分かりませんが、講堂(写真左)が西洋風の外観でかなり特徴的なので、作中に登場したりしそうですね。

というわけでまだ殆ど登場カットはありませんが、弁天島海浜公園にはパネルが設置されていますし、市内各所にポスターや冊子が設置されるなどしていて、アニメ放送に向けた盛り上げりが感じられる浜松市の訪問記でした。
といっても、訪問時はまだアニメ放送は始まっておらず、PVが2本公開されているだけの状態でしたので、本放送の内容ではなく、PVに描かれている場所と、モデルになったと明らかにされている場所などを巡ったものです。

本作は、おけまる先生によるライトノベルが原作で、HJ文庫から小説が刊行。2021年には漫画化され、今回、2023年夏からアニメが放送されることになりました。
浜松市によると、原作は特定の地域がモデルになっているわけではないそうですが、アニメ化に際して浜松市が舞台になることになったとのことでした。その辺りは、2022年11月の浜松市の市長定例記者会見で発表されていて、浜松市のHP(2分30秒辺りからです)でも確認できます。自治体の公式チャンネルが発信した広報用動画で、高度の公共性があり、引用は許容範囲と考えるので説明のため動画から画像を引用します。

引用:YouTube はままつ動画チャンネル「2022年11月 浜松市長定例記者会見」より
浜松市担当者からの説明によれば、アニメの製作(制作?)スタッフ側から浜松市に問い合わせがあり、市内のロケーションを気に入ってもらい、アニメ化に際して舞台になることになったそうです。フィルムコミッションがスタッフに同行して市内を案内したそうですが、その際、弁天島海浜公園やアクト通りを訪れたことが明らかにされています。ただし、市の方は、訪れたどの場所が実際にアニメに描かれるのは、少なくともこの時点では、把握していないと回答していました。
同じに日に発表された浜松市のプレスリリースでは、主人公らの通う学校のモデルが浜松市立高校であることが明かされていますが、6月4日時点では、2本発表されているPVで確認できる具体的な舞台モデルは、アクト通り位という状況となっています。
というわけで、比較画像です。
【アクト通り】

PV第1弾および第2弾より。 静岡県で最も高い建造物であり、浜松市を代表するランドマークである「浜松アクトシティ」から北に延びる通りです。描写を見ると主人公・佐城渉やヒロイン・夏川愛華らが通う高校への通学路のモデルになっているようです。前述した通り、学校のモデルは浜松市立高校ですが、実際の市高生らが距離や立地的にこの通りを歩く可能性は低いでしょう。
また、こちらのモデルになったのは国道152号線の少し北辺りと思われますが、周囲の建造物や竹槍のような特徴的な白いオブジェ(管楽器をイメージしているんでしょうか?)と街路樹の位置関係など、細かい部分はあまり一致しません。あくまで、作画の際に参考にしたといったような描き方ですね。

浜松市とのコラボビジュアルより。こちらは弁天島海浜公園に設置されているパネルなどに描かれている同じくアクト通りですが、PVとは少し描き方が異なっています。奥に見える建造物をみると、確かにモデルになっているらしいことがわかりますが、これはアクト通りの北端の向こう側にあるマンションと店舗兼住宅で、上述の国道152号線の少し北辺りからだと、左側の建物は見えません。写真は、アクト通りを一番北のエリアまで行って撮影したものですが、そのエリアでは竹槍のようなオブジェは設置されていません。

PV第1弾および第2弾より。白い竹を斜めに切ったようなオブジェをみるに、ここがアクト通りであろうことは疑いがないのですが、やはり周囲の建造物は探してみたのですが、それらしきものはありませんでした。1枚目の比較画像では、左手の建物などは、この建物だよな…という感じの描き方はしていますが、かなり改変されています。
あくまでアクト通りをイメージしたカットといった形で、実際の浜松市の風景を精緻に描こうとしているといった感じではないように見受けられます。少なくともアクト通りの描写を観る限りは。
【浜松市立高校】

浜松市が設置した男女共学の高等学校です。女子高として設立され2004年度までは女子高でした。2022年11月29日に浜松市から発表されたリリースで、この学校が主人公らの通う高校のデザインのモデルになったと明らかにされています。
何風の建築というのかよく分かりませんが、講堂(写真左)が西洋風の外観でかなり特徴的なので、作中に登場したりしそうですね。

というわけでまだ殆ど登場カットはありませんが、弁天島海浜公園にはパネルが設置されていますし、市内各所にポスターや冊子が設置されるなどしていて、アニメ放送に向けた盛り上げりが感じられる浜松市の訪問記でした。