ヤマタイカ(久高島)【舞台探訪・聖地巡礼】
一昔前の作品ですが、星野之宣先生の日本人のルーツ迫るSF漫画「ヤマタイカ」の始まりの場所であり、終わりの場所でもある重要な聖地(この場合は本当の意味での宗教的聖地です)、沖縄県の久高島を訪ねてきました。

久高島は琉球の最高の聖地である斎場御嶽から5km程東に浮かぶ、創世神アマミキヨが降り立ったとされる神聖な島です。
本作は、日本中の宗教的な聖地や史跡などが登場する作品ですが、ここ久高島は主人公伊耶輪神子の生まれ育った島であり、作中幾度も登場する重要な島です。

連載されていたのは1986年~1991年までで、訪問日は2016年ですので、30年近くの歳月が経過しています。
作中では、那覇空港から斎場御嶽にタクシーで向かう際に、あんな何もない場所に何しに向かうんだということで、運転手さんが驚くシーンがありますが、2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成資産のひとつとして、世界文化遺産に登録されたこともあり、現在は観光地として、多くのお客さんで賑わっており、時代を感じる描写です。
久高島も12年に1度行われる秘祭「イザイホー」や琉球王朝時代に組織された神女組織「祝女(ノロ)」など、独特の風習や文化が残る島とされてはいるものの、訪問してみると、観光客も多くおり、思ったよりは俗化された雰囲気でした。
さて、ということで、比較画像です。
【久高島(沖縄県南城市)】

久高島には、念安座真港というところから高速船またはフェリーに乗って向かいます。
どちらも一日3往復しており、アクセスはそんなに悪くありません。作中では、馬天⇔久高島の定期船になっていますが、現在は、馬天港からの船はありません。

港に着く前に見える景色です。灯台の様なものがそのまんまですね。
作中では波消しブロックがなかったりして、少し雰囲気が変わっています。

いよいよ島の港に入るという手前あたりに、こんな感じの岩場が出てきます。
三角形の岩は、恐らくこれがそうですよね。

いよいよ、久高島の港に入ってきました。25~30年も前の描写ですが、殆どそのまんまです。

さて、港に着きました。当時は、岸壁に船を着けていたようですが、現在は桟橋が設置されています。
船も当時のものはもっと小型だったようです。

ここも殆どそのまんまですね。

漁船も形がそっくりでびっくりしました。

適切に説明するための知識がないのですが、工業的に使うものが色々とのっけられている浮き桟橋が設置されているのが当時との違いってとこですね。

一つ上のカットは、この場所から港を見下ろしています。電柱が増えていますね。左手の電柱が傾いているのまで一致。

集落内にある聖地的なところです。観光マップにも詳細が書かれていなかったので、よくわかりませんが、イザイホーに関係する場所のようです。

これは作中では特に場所について触れられていなかったのですが、行ってみてびっくりしました。
島の端にあるカベール岬という場所でした。
ということで、久高島の比較カットは以上です。
ちなみにこの島では沖縄の伝統料理「イラブー汁」が名物として、提供されていました。


猫もたくさんいて、なかなか面白い島です。
イラブー汁は、ウミヘビの汁です。お味の程は自分で確かめて頂きたいですね…。
【斎場御嶽】

さて、次は斎場御嶽です。もともと斎場御嶽はる久高島を遥拝するためのものだったとされています。
観光地化されており、入館料200円がかかります。

作中では、入ってはいけない場所に入ってます。要注意。

三庫理という斎場御嶽で一番メインともいえる場所です。
ということで、以上です。明らかに実在の場所をモデルにして描かれていることが分かります。
作品が描かれた時代にはインターネットは殆ど発達していませんでしたから、書籍や資料をもとに描かれたか、或いは、先生かそのスタッフがきちんと取材に来ていたのではと思われます。
まだまだ、舞台になった場所が沢山ありますが、本作はとりあえず、もっとも重要な舞台である久高島だけ比較カットを上げておきます。

久高島は琉球の最高の聖地である斎場御嶽から5km程東に浮かぶ、創世神アマミキヨが降り立ったとされる神聖な島です。
本作は、日本中の宗教的な聖地や史跡などが登場する作品ですが、ここ久高島は主人公伊耶輪神子の生まれ育った島であり、作中幾度も登場する重要な島です。

連載されていたのは1986年~1991年までで、訪問日は2016年ですので、30年近くの歳月が経過しています。
作中では、那覇空港から斎場御嶽にタクシーで向かう際に、あんな何もない場所に何しに向かうんだということで、運転手さんが驚くシーンがありますが、2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成資産のひとつとして、世界文化遺産に登録されたこともあり、現在は観光地として、多くのお客さんで賑わっており、時代を感じる描写です。
久高島も12年に1度行われる秘祭「イザイホー」や琉球王朝時代に組織された神女組織「祝女(ノロ)」など、独特の風習や文化が残る島とされてはいるものの、訪問してみると、観光客も多くおり、思ったよりは俗化された雰囲気でした。
さて、ということで、比較画像です。
【久高島(沖縄県南城市)】

久高島には、念安座真港というところから高速船またはフェリーに乗って向かいます。
どちらも一日3往復しており、アクセスはそんなに悪くありません。作中では、馬天⇔久高島の定期船になっていますが、現在は、馬天港からの船はありません。

港に着く前に見える景色です。灯台の様なものがそのまんまですね。
作中では波消しブロックがなかったりして、少し雰囲気が変わっています。

いよいよ島の港に入るという手前あたりに、こんな感じの岩場が出てきます。
三角形の岩は、恐らくこれがそうですよね。

いよいよ、久高島の港に入ってきました。25~30年も前の描写ですが、殆どそのまんまです。

さて、港に着きました。当時は、岸壁に船を着けていたようですが、現在は桟橋が設置されています。
船も当時のものはもっと小型だったようです。

ここも殆どそのまんまですね。

漁船も形がそっくりでびっくりしました。

適切に説明するための知識がないのですが、工業的に使うものが色々とのっけられている浮き桟橋が設置されているのが当時との違いってとこですね。

一つ上のカットは、この場所から港を見下ろしています。電柱が増えていますね。左手の電柱が傾いているのまで一致。

集落内にある聖地的なところです。観光マップにも詳細が書かれていなかったので、よくわかりませんが、イザイホーに関係する場所のようです。

これは作中では特に場所について触れられていなかったのですが、行ってみてびっくりしました。
島の端にあるカベール岬という場所でした。
ということで、久高島の比較カットは以上です。
ちなみにこの島では沖縄の伝統料理「イラブー汁」が名物として、提供されていました。


猫もたくさんいて、なかなか面白い島です。
イラブー汁は、ウミヘビの汁です。お味の程は自分で確かめて頂きたいですね…。
【斎場御嶽】

さて、次は斎場御嶽です。もともと斎場御嶽はる久高島を遥拝するためのものだったとされています。
観光地化されており、入館料200円がかかります。

作中では、入ってはいけない場所に入ってます。要注意。

三庫理という斎場御嶽で一番メインともいえる場所です。
ということで、以上です。明らかに実在の場所をモデルにして描かれていることが分かります。
作品が描かれた時代にはインターネットは殆ど発達していませんでしたから、書籍や資料をもとに描かれたか、或いは、先生かそのスタッフがきちんと取材に来ていたのではと思われます。
まだまだ、舞台になった場所が沢山ありますが、本作はとりあえず、もっとも重要な舞台である久高島だけ比較カットを上げておきます。
スポンサーサイト