彼女と彼女の猫-Everything Flows-(大阪)【舞台探訪・聖地巡礼】
新海誠監督の原点とも言える名作「彼女と彼女の猫」を、スタッフ陣新たに各話8分間×4話のテレビアニメ化した作品「彼女と彼女の猫-Everything Flows-」のメインの舞台となる大阪市の塚本駅周辺を訪ねてきました。
制作がライデンフィルム京都スタジオ、監督が元京都アニメーションの坂本一也監督ということもあると思いますが、本作では舞台地として関西の地が選ばれています。
関西ウォーカーに、京都伏見や大阪塚本駅近辺でロケハンをした旨が掲載されたため、当初より、関西舞台の作品として、注目されていました。
訪問時の最新話は第3話となっていますが、登場するカットは今のところ殆どが塚本駅周辺で、伏見はあまり出てきていませんね。

なお、今回の訪問に際しては舞台巡礼の実録(その0)さんの記事を参考にさせて頂きました。
後述しますが、本作品の舞台はストーリー上、幼少期が京都、現在が大阪となっている様に思われるのですが、何故か幼少期のカットも塚本駅周辺の実在の風景が使用されています。
そのため、幼少期のカットは塚本駅周辺で探すつもりすらなかったのですが、上記の記事が見事にそれらのカットも塚本駅周辺にあることを解き明かしています。
私も一応、未発見であったと思われるカットは見つけてはきましたが。
それでは比較画像です。東側から順に掲載しています。
【淀川右岸河川敷(下淀川橋梁上流側)】

キービジュアル。川の向こうに見えるのは梅田の高層ビル群です。作中では実際より梅田のビルが遠くに見えている様ですね。
手前に見える芝生部分は野球場の外野です。

OP。こちらは堤防の上に主人公とダルが座っていると仮定して撮影してみました。

1話。こちらは河川敷を出来る限り橋に近づいて撮影してみました。これ以上近づくと水の中に入ることになります。

1話。主人公の自宅からの風景です。実際にこんな風景が見えそうなアパートは、幾つかはありましたが、作中の設定場所よりやや橋から離れた場所になります。作中では赤い下淀川橋梁ですが、実際は白いです。
【塚本幼稚園】

2話に登場。幼稚園の敷地内に設置された飛び出し坊やです。新北野公園側の交差点に設置されています。
主人公は幼少期京都に住んでいたという設定と思われますが、このカットは現在の主人公の住まいの近くに所在しています。
以後も同様に主人公とダルの出会いを描く2話中に登場しますが、塚本駅周辺の風景が参考にされています。
【ヘアサロンハシモト】

2話に登場。ダルの入ったダンボールを持った母親がこのお店の前を通り過ぎます。
これは難易度高かったです。お店のシャッターが閉まっているので、パッと見ではわかりません。
手前の植木やお店の電気メーター、左のお店の庇の形状から見ても、ここで間違いないと思います。
【豊ガスケット裏手の道路】

2話に登場。通学路と一方通行の標識です。
【花川公園】

2話。ダルを橋の下に捨てようとした後に立ち寄る公園です。なお、その橋は京都でしたが…こちらは大阪です。位置関係はあまり深く考えない方がいいようです。

2話。実際より作中では公園の奥行きがなくなっていますね。

2話。左側の植え込みは一致していますね。

2話。上記と同じカットです。ズームで撮影するとはっきり分かりますが、奥の建物の窓の形状などが一致しています。

2話。こちらですが、ブランコの後ろにはこの様な形状の場所がなく、公園の東側の入り口で撮影しました。

2話。私の貧弱なカメラでははっきりわかりませんが、このカット、奥に見える住宅に停車している自動車の形まで一致しています。
ダルと出会ったのは幼少期の頃のはずなので、この住宅の家主は車を10年以上乗り換えていないのことに。これも気にしない方がいいですね。
【参考】

2話に登場。幼少期住んでいた団地です。ストーリ上は京都(京阪宇治線桃山南口駅周辺)の方にあるのが自然ですが、幼少期のカットが塚本駅周辺で登場していることを考えると、塚本駅界隈にモデルがあるのかもしれません。こちらは塚本駅付近にある某団地で撮影したものですが、一致しません。

2話。そしてこちらが今回発見できなかった2カットです。桃山南口駅周辺の可能性もあるので、塚本駅周辺にあるかは分かりませんし、そもそもモデルがない可能性もあります。ただ、花川公園の周辺はこういう雰囲気の場所が多いので、塚本駅界隈にモデルがあるような気がしています。
以上、比較カットでした。
塚本駅といえば、JRで大阪駅まで1駅3~4分ほど(ただし快速・新快速は停車しませんが)という交通至便の場所です。
その割に淀川を跨いで梅田とは反対側ということもあって、オフィスビルなど、高層の建物は殆どありません。
周囲に住宅街が広がり、駅前にはちょっとしたアーケード街なんかがある、大阪の下町といった雰囲気の場所です。
彼女を疲れさせる“街“と、彼女が唯一癒される場所を川1本挟んで対比させるには、うってつけの場所の様に思えます。
であるからにして、ダルからも彼女が向かう街が見える場所ということで、この地が舞台に選ばれたのかもしれませんが。


塚本駅というと、ホームに撮り鉄が群れている駅、というイメージしかありませんでしたが、今回、本作を機会に初めて下車することができてよかったです。京都のカットもそのうちに撮りにいってみたいと思っています。
制作がライデンフィルム京都スタジオ、監督が元京都アニメーションの坂本一也監督ということもあると思いますが、本作では舞台地として関西の地が選ばれています。
関西ウォーカーに、京都伏見や大阪塚本駅近辺でロケハンをした旨が掲載されたため、当初より、関西舞台の作品として、注目されていました。
訪問時の最新話は第3話となっていますが、登場するカットは今のところ殆どが塚本駅周辺で、伏見はあまり出てきていませんね。

なお、今回の訪問に際しては舞台巡礼の実録(その0)さんの記事を参考にさせて頂きました。
後述しますが、本作品の舞台はストーリー上、幼少期が京都、現在が大阪となっている様に思われるのですが、何故か幼少期のカットも塚本駅周辺の実在の風景が使用されています。
そのため、幼少期のカットは塚本駅周辺で探すつもりすらなかったのですが、上記の記事が見事にそれらのカットも塚本駅周辺にあることを解き明かしています。
私も一応、未発見であったと思われるカットは見つけてはきましたが。
それでは比較画像です。東側から順に掲載しています。
【淀川右岸河川敷(下淀川橋梁上流側)】

キービジュアル。川の向こうに見えるのは梅田の高層ビル群です。作中では実際より梅田のビルが遠くに見えている様ですね。
手前に見える芝生部分は野球場の外野です。

OP。こちらは堤防の上に主人公とダルが座っていると仮定して撮影してみました。

1話。こちらは河川敷を出来る限り橋に近づいて撮影してみました。これ以上近づくと水の中に入ることになります。

1話。主人公の自宅からの風景です。実際にこんな風景が見えそうなアパートは、幾つかはありましたが、作中の設定場所よりやや橋から離れた場所になります。作中では赤い下淀川橋梁ですが、実際は白いです。
【塚本幼稚園】

2話に登場。幼稚園の敷地内に設置された飛び出し坊やです。新北野公園側の交差点に設置されています。
主人公は幼少期京都に住んでいたという設定と思われますが、このカットは現在の主人公の住まいの近くに所在しています。
以後も同様に主人公とダルの出会いを描く2話中に登場しますが、塚本駅周辺の風景が参考にされています。
【ヘアサロンハシモト】

2話に登場。ダルの入ったダンボールを持った母親がこのお店の前を通り過ぎます。
これは難易度高かったです。お店のシャッターが閉まっているので、パッと見ではわかりません。
手前の植木やお店の電気メーター、左のお店の庇の形状から見ても、ここで間違いないと思います。
【豊ガスケット裏手の道路】

2話に登場。通学路と一方通行の標識です。
【花川公園】

2話。ダルを橋の下に捨てようとした後に立ち寄る公園です。なお、その橋は京都でしたが…こちらは大阪です。位置関係はあまり深く考えない方がいいようです。

2話。実際より作中では公園の奥行きがなくなっていますね。

2話。左側の植え込みは一致していますね。

2話。上記と同じカットです。ズームで撮影するとはっきり分かりますが、奥の建物の窓の形状などが一致しています。

2話。こちらですが、ブランコの後ろにはこの様な形状の場所がなく、公園の東側の入り口で撮影しました。

2話。私の貧弱なカメラでははっきりわかりませんが、このカット、奥に見える住宅に停車している自動車の形まで一致しています。
ダルと出会ったのは幼少期の頃のはずなので、この住宅の家主は車を10年以上乗り換えていないのことに。これも気にしない方がいいですね。
【参考】

2話に登場。幼少期住んでいた団地です。ストーリ上は京都(京阪宇治線桃山南口駅周辺)の方にあるのが自然ですが、幼少期のカットが塚本駅周辺で登場していることを考えると、塚本駅界隈にモデルがあるのかもしれません。こちらは塚本駅付近にある某団地で撮影したものですが、一致しません。

2話。そしてこちらが今回発見できなかった2カットです。桃山南口駅周辺の可能性もあるので、塚本駅周辺にあるかは分かりませんし、そもそもモデルがない可能性もあります。ただ、花川公園の周辺はこういう雰囲気の場所が多いので、塚本駅界隈にモデルがあるような気がしています。
以上、比較カットでした。
塚本駅といえば、JRで大阪駅まで1駅3~4分ほど(ただし快速・新快速は停車しませんが)という交通至便の場所です。
その割に淀川を跨いで梅田とは反対側ということもあって、オフィスビルなど、高層の建物は殆どありません。
周囲に住宅街が広がり、駅前にはちょっとしたアーケード街なんかがある、大阪の下町といった雰囲気の場所です。
彼女を疲れさせる“街“と、彼女が唯一癒される場所を川1本挟んで対比させるには、うってつけの場所の様に思えます。
であるからにして、ダルからも彼女が向かう街が見える場所ということで、この地が舞台に選ばれたのかもしれませんが。


塚本駅というと、ホームに撮り鉄が群れている駅、というイメージしかありませんでしたが、今回、本作を機会に初めて下車することができてよかったです。京都のカットもそのうちに撮りにいってみたいと思っています。
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